チェーンライブローラフロー/CLA

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- CO101-565 版1
コンベヤ
(チェーンライブローラフローシリーズ)
チェーンライブローラフロー
CLA
※イラストはCLA500です
●本製品を正しくお使いいただくため、ご使用の前には必ず本書をよく読み、内容 を十分理解してください。 ●また、本書は必要なときにすぐ使えるよう、いつでも取り出せる場所に大切に 保管してください。
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- ページ: i
- はじめに
このたびは、搬送コンベヤ「チェーンライブローラフロー CLA」をお買い上げいただき、 誠にありがとうございます。 本製品は、ローラ片側に取り付けられたスプロケットにチェーンを掛けることにより、 モータからの駆動力を伝える、1本掛けチェーンライブ駆動方式のコンベヤです。 本製品の機能を十分に発揮し、安全に正しくお使いいただくため、ご使用の前には 必ず本書をよくお読みください。 本書は以下の項目で構成されています。
• 安全上の注意事項 • 製品概要 • 運搬・設置 • 取扱方法 • 保守・点検 • 故障対応 • 構成部品 • 品質保証について
なお、本製品保証書は本書の最終ページに記載されています。 必要事項が記入されているかを必ずご確認ください。
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- ページ: ii
- 取扱説明書に関する注意事項
• 本 製 品 を ご 使 用 に な る 前 に は 、 必 ず 本 書 を よ く 読 ん で い た だ き、 内
容に つ いて 十 分に 理 解し て く だ さ い。
• 本 書 は 必 要 な と き に す ぐ 使 え る よ う 、い つ で も 取 り 出 せ る 場 所 に 大
切に 保 管し て くだ さ い。
• 製 品 本 来 の 使 用 方 法 お よ び 、本 書 で 指 定 し た 使 用 方 法 を 厳 守 し て く
ださ い 。
• 本 書 の 安 全 に 関 す る 指 示 に 対 し て は 、指 示 内 容 を 理 解 し た 上 で 必 ず
従っ て くだ さ い。
以上の指示を必ず厳守してください。 指示に従わない場合、けがや事故を引き起こすおそれがあります。
取扱説明書について
• 本書の内容は、製品の性能・機能の向上等により将来予告なしに変更することがあります。 • 本書の全部または一部を無断で転載、複製することは禁止しています。 • 本製品をご購入したお客様と、ご使用になるお客様とが異なる場合は、お使いになるお客様の手 元で本書を保管してください。 • 本書を破損、若しくは紛失した場合には、当社までお問い合わせください。 • 本書の内容について疑問点や不明点がある場合は、必ず当社までご確認ください。 〈お問い合わせ先〉 株式会社メイキコウ本社 または、最寄の当社営業事業所までご連絡ください。 ※電話番号および住所は、本書裏面に掲載されています。
※当製品をご購入のお客様が、当製品を貴社が製作する機械・装置等に組み込んで 最終ユーザ様に販売される場合は、必ず本取扱説明書を最終ユーザ様までお届け 下さいますようお願い申し上げます。
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- ページ: iii
- 安全に正しくお使いいただくために
警告表示について
本書では、製品を正しくお使いいただき、作業者への危害や財産への損害を未然に防止するため、 下記に示す警告表示を使用して注意を促しています。 それぞれの表示が示す内容は次のとおりです。
この表示は、取り扱いを誤った場合に、作業者が死亡または重傷を負うこと が想定される内容を示しています。
この表示は、取り扱いを誤った場合に、作業者が重傷または傷害を負うこと が想定される内容を示しています。
この表示は、取り扱いを誤った場合に、作業者が傷害を負うことが想定され る内容、および物的損害の発生することが想定される内容を示しています。
保守・点検作業の適任者について
本製品の保守・点検作業(日常点検は除く)は、お客様の安全管理責任者が任命された方、もしく はお客様の社内規定に基づいて任命されたコンベヤ取扱担当者、保守担当者が行ってください。 その他の作業者による保守・点検作業は行わないでください。
製造物責任について
当社納入品を日本国【海外の場合はその仕向国】外に移設して、自ら使用し、若しくは第三者に使 用させる場合、または、当社納入品を修理、改造して自ら使用し、若しくは第三者に使用させる場 合に、人的および物的損害に係わる製造物責任の問題が発生したときは、かかる損害が貴社への引 渡し時に有していた当社納入品の欠陥に基づいて発生したことを貴社により証明された場合を除 いて、貴社の責任と負担においてこれを解決され、当社はこの問題に係わる費用負担を免れるもの とさせていただきます。
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- ページ: iv
- 警告・指示事項
本製品をご使用になる前に、以下の警告・指示事項をよく読み、指示に従ってください。 疑問点や不明点がある場合、異常が取り除けない場合は当社までお問い合わせください。 〈お問い合わせ先) 株式会社メイキコウ本社または最寄の当社営業事業所までご連絡ください。 ※電話番号および住所は本書裏面に掲載されています。
使用全般に関する注意事項
本製品をぬれた手で触らないでください。 ぬれた手で触ると感電するおそれがあります。
感電防止のためのアース工事については当社まで ご相談ください。
運転中/停止中にかかわらず、モータの内部は触 らないでください。
感電するおそれがあります。 保守・点検等の理由により分解が必要な場合には、 当社までご相談ください。
運転中は、絶対にキャリアローラ及びチェーン に触れないでください。
高速で回転するキャリアローラやチェーンに触れると、 手や指が巻き込まれてケガをするおそれがあります。 場合によっては重大な人身事故発生の恐れが あります。
運転中/停止中にかかわらず、コンベヤの下を 通り抜ける等、身体または身体の一部をコンベヤ の下に入れるような行為は一切しないでください。 また、コンベヤの下に物などを置かないように してください。
作業者がコンベヤの下に入ると、衣服や髪の毛、身体 の一部が駆動部・チェーンに巻き込まれ、ケガをする 恐れがあります。場合によっては重大な人身事故発生 の恐れがあります。コンベヤを横断しなければならない場合は、 貴社にてブリッジを設置する等、作業者が安全にコンベヤを横断 できるようにしてください。
本製品のキャリアローラ上には乗らないでください。
キャリアローラ上は足場が不安定なため、転倒して ケガをする恐れがあります。
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- 製品本体に貼られた警告ラベルをはがしたり、 汚さないでください。
警告ラベルが常に正確に読み取れる状態にないと、 注意喚起力が低下し、思わぬ事故につながる恐れ があります
本製品に水、油、切粉などをかけないでください。
水、油、切粉などがかかると、本製品の故障や思わぬ 事故につながる恐れがあります。
本製品はクレーンで運搬してください。 フォークリフトでは運搬しないでください。
フォークリフトでの運搬では、当製品はバランスを 崩してフォークの爪から落下する恐れがあります。 また、コンベヤを破損させてしまう場合もあります。 必ずクレーン運転免許所有者がクレーンを運転して ください。当製品をクレーンから吊り下げる吊具は、 亀裂や損傷および腐食のないもので、当製品の重量 に耐えるものを使用してください。 クレーンがない等、やむを得ずフォークリフトで運搬 する場合は、本書8頁、「2.1.2 フォークリフトによる運搬」 を参照してください。フォークリフトは、急発進、高速走行、 急停止をしないでください。
感電防止のため、D種接地を実施してください。
D種接地をしない場合は、感電の恐れがあります。
電気配線の入れ替えを含む電気工事は、 一次電源を遮断した後、行ってください。
一次側の電源を遮断しないと、感電する恐れが あります。
一次側電源
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- ページ: vi
- 本製品をクレーンで運搬する場合は、必ずコンベヤ フレームを吊り、バランスをとって行ってください。
絶対にローラを吊って運搬しないでください。 ローラを吊って運搬すると、ローラが外れコンベヤが 落下します。コンベヤが落下することにより、コンベヤが 破損したり、場合によっては人身事故発生の恐れがあります。
登録電気工事業者、あるいは電気工事士の資格を持つ 人が電気配線工事を行ってください。
登録電気工事業者、あるいは電気工事士の資格の無い人が 電気配線工事を行った場合、感電する恐れがあります。 また、法律による処罰の対象になります。
資 格
お客様側にてコンベヤを連結する場合、 連結後、使用前には必ず、オートテンシ ョン装置をセットしてください。
オートテンション装置をセットしないとチェーンが伸びたときにチェーン テンションが緩いままになり、コンベヤの運転に支障をきたします。 オートテンション装置のセット方法は、本取扱説明書13頁を参照ください。
※コンベヤが単体の場合または連結された状態での出荷の場合、オート テンション装置は弊社工場にてあらかじめセットされております。
ブレーキ付モータ(オプション)の場合は、下記点にご注意願います。
・搬送物をのせて運転する前に電源の入り切りをして、 ブレーキ動作を確認してください。 ・手動開放装置が作動している状態で運転すると、 搬送物が想定時間内に停止することができず、 機器や他の搬送物と衝突する恐れがあります。 手動開放装置を遮断してから運転してください。
据付の最後には電源を入れて、ローラの回転方向 を確かめてください。
ローラの回転方向がコンベヤの正規搬送方向と違う 場合は、電気配線の入れ替え工事を行い、ローラの 回転方向を直してください。搬送物をコンベヤの正規 方向とは逆の方向に搬送すると、搬送物の損傷や、 コンベヤと連動している機械、装置の故障を引き起こす 恐れがあります。
使用環境に関する注意事項
本製品は、ゴミやホコリのない掃除の行き届いた環境でご使用下さい。
ゴミやホコリのある環境で使用すると、本製品の故障や思わぬ事故に つながる恐れがあります。
本製品は、使用環境を周囲温度 0℃~40℃、相対 湿度75%以下の結露のない状態に維持してご使用 ください。
使用環境が上記の状態でない場合、本製品が故障する 恐れがあります。
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- ページ: vii
- 本製品の近くに振動を発生させる機械や装置を設置しないでください。
振動を発生させる機械や装置を設置すると、本製品が故障するおそれがあります。
運転時の注意事項
運転中は、本製品や搬送物に触れないでください。
搬送物が当たってけがをするおそれがあります。 また、キャリアローラおよびチェーンに手や指が 巻き込まれてケガをする恐れがあります。
自動運転中の場合には、搬送が停止していても 本製品や搬送物に触れないでください。
センサなどの反応により、急に運転が再開される場合 があり、キャリアローラに巻き込まれたり、搬送物が 当ってケガをする恐れがあります。
チェーンカバーおよびドライブカバーを取り外した 状態で本製品を運転しないでください。
チェーンカバーやドライブカバーのない状態で運転 すると、チェーンに巻き込まれたり、搬送物が当たって ケガをする恐れがあります。
1mあたりの許容積載質量を超える搬送物は、 本製品に載せないでください。
1mあたりの許容積載質量が各機種別に定められて います。これを超える質量の搬送物を載せると、 本製品が故障する恐れがあります。
許容積載質量
運転中に異音や異常な振動が発生した場合は、ただちに 運転を停止してください。
異音や異常な振動が発生した状態で運転を継続すると、本製品の故障 および思わぬ事故につながる恐れがあります。 速やかに保守・点検事項を実施して異音や異常な振動を取り除いてください。 異常が取り除けない場合は、当社までお問い合わせください。
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- ページ: viii
- 保守・点検時の注意事項
保守・点検作業は、運転停止後、回転箇所等の 温度低下を確認してから行ってください。
運転停止直後はモータ等の回転部分が熱く、 やけどを負う恐れがあります。
保守・点検作業は、本製品上の搬送物を全て 撤去してから行ってください。
作業の際、搬送物が落下しケガをする恐れがあります。
保守・点検作業を行う前に、必ず一次側の電源を 遮断してください。
電源を入れた状態で保守・点検を始めると、感電する 恐れがあります。
一次側電源
保守・点検作業によって異常が発見された場合、異常原因が完全に 排除されるまで本製品を運転しないでください。
異常を放置したまま本製品を使用すると、機器の破損だけでなく、思わぬ 事故につながる恐れがあります。 異常が取り除けない場合は、当社までお問い合わせください。
メンテナンスの最後には、電源を入れ寸動で ローラの回転方向を確認してください。
ローラの回転方向が違う場合は、当製品が損傷する 恐れがあります。ローラの回転方向が違う場合は、 電機配線の入れ替え工事を行い、正規の回転方向 に直してください。
保守・点検作業中は、第三者による電源投入を 禁止するため、その旨を明記した看板を目立つ 所に掲げてください。
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- ページ: ix
- 警告ラベルについて
警告ラベルは、本製品を使用する際、常に注意を喚起するためのものです。 このため、警告ラベルが読めなくなったり、はがれたりした場合には、当社までお問い合わせ いただき、新しい警告ラベルを入手して後述する「警告ラベルの貼付位置」へ貼り付けてください。 <お問い合わせ先> 株式会社メイキコウ本社 または、最寄の当社営業事業所までご連絡ください。 ※電話番号および住所は、本書裏面に掲載されています。
なお、本製品には次の3種類の警告ラベル(注意ラベル)が貼り付けられています。
警告ラベルの表示内容
図中 番号 ラベル 区分 警告・指示事項 ラベル表示
チェーンカバーを取り外した状態で、 本製品を運転しないでください。
①
警告
ドライブカバーやチェーンカバーが 無い状態で運転すると、チェーンに 巻き込まれてけがをするおそれがあ ります。
本製品のキャリアローラ上には 乗らないでください。
②
注意
キャリアローラ上は足場が不安定 なため、転倒してけがをするおそれ があります。
③
危険
運転中/停止中にかかわらず、 モータ等電気部品の内部は触ら ないでください。
感電するおそれがあります。
警告ラベルの貼付位置
①機長3m以内の場合 ①機長3m以上の場合 ②両側貼付 ①機長3m以上の場合
③ 駆動部
スタンド
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スイッチ
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- 目 次
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1. 製品概要 ........................................1
1.1 機種の区分........................................1 1.2 主要部の概要......................................3 1.3 主要部の構造と名称................................3
1.3.1 ローラ・フレーム部.......................................3 1.3.2 駆動部...................................................5
2. 運搬.............................................7
2.1 運搬..............................................7
2.1.1 クレーンによる運搬......................................7 2.1.2 フォークリフトによる運搬................................8
3. 設置.............................................9
3.1 設置条件..........................................9 3.2 コンベヤの接続要領................................9
3.2.1 フレームの連結..........................................9 3.2.2 オートテンション装置のセット手順.......................13
3.2.2.1 CLA25・50・100用のオートテンション装置のセット手順.....15 3.2.2.2 CLA150用のオートテンション装置のセット手順.............15 3.2.2.3 CLA500・1000用のオートテンション装置のセット手順.......16 3.2.2.4 CLA150T用のオートテンション装置のセット手順............16
4. 取扱方法.........................................17
4.1 許容搬送質量について..............................18 4.2 運転の開始と終了について..........................18
5. 保守・点検.......................................19
5.1 点検作業..........................................20
5.1.1 日常点検..............................................20 5.1.2 定期点検..............................................21 5.1.3 特別点検..............................................21
5.2 保守要領..........................................22
5.2.1 チェーンへの給油......................................22 5.2.2 チェーンのテンション調整..............................23
5.2.2.1 CLA25・50・100 のチェーンのテンション調整手順........23 5.2.2.2 CLA150 のチェーンのテンション調整手順................25 5.2.2.3 CLA500・1000 のチェーンのテンション調整手順..........27 5.2.2.4 CLA150T のチェーンのテンション調整手順...............29 5.2.2.5 CTS150 のチェーンのテンション調整手順................31
5.2.3 キャリアローラの交換..................................34
6. 故障対応.........................................36 7. 品質保証について.................................37 . .
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- 1. 製品概要
1. 製品概要
1.1 機種の区分
8つの機種
本製品は、搬送質量別にCLA25(25kg),CLA50(50kg),CLA100(100kg),CLA150(150kg),CLA500(500kg), CLA1000(1000kg)の6タイプに分かれており、さらにCLA150の低床タイプとしてCLA150T,テーパローラ 使用カーブコンベヤCTS150が加わり、計8つの機種があります。
CLA25
■搬送能力:25kg/m (ローラ全面均等負荷) ■ローラ径:φ31.8
※写真はR仕様です。
CLA50
■搬送能力:50kg/m (ローラ全面均等負荷) ■ローラ径:φ38
※写真はR仕様です。
CLA100
■搬送能力:100kg/m (ローラ全面均等負荷) ■ローラ径:φ48.6
※写真はR仕様です。
CTS150 (テーパローラ使用カーブコンベヤ)
■搬送能力:150kg/m (ローラ全面均等負荷) ■ローラ径:φ42.7 (小径側)
※写真はR仕様です。
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- 1. 製品概要
CLA150
搬送方向
■搬送能力:150kg/m (ローラ全面均等負荷) ■ローラ径:φ57
※イラストはR仕様です。
CLA150T
搬送方向
■搬送能力:150kg/m (ローラ全面均等負荷) ■ローラ径:φ57
※CLA150の低床タイプです。 機高は100mmです。 ※イラストはR仕様です。
CLA500
搬送方向
■搬送能力:500kg/m (ローラ全面均等負荷) ■ローラ径:φ60.5
※イラストはR仕様です。
CLA1000
■搬送能力:1000kg/m (ローラ全面均等負荷)
搬送方向
■ローラ径:φ76.3
※イラストはR仕様です。
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- 1. 製品概要
1. 2 主要部の概要 (全機種共通事項)
基本構成(フレーム関連)
本製品は、スチール製のフレームとキャリアローラ、チェーン、およびこれらを固定・連結するための スタンドや部品類から構成されており、この基本構成にモータ等の駆動関連の構成部品が加えられます。 スタンドは容易にレベル出しが行えるアジャスト機構付きです。(但し、CLA150Tにはつきません) 本製品の、全面均等負荷で1m当りの許容搬送重量は各機種別に設定されており、25kg・50kg・100kg ・150kg・500kg・1000kgの6種類になります。
駆動関連
ローラの片側に取り付けられたスプロケットにチェーンを掛けローラに駆動力を伝える、 チェーン駆動方式です。
1.3 主要部の構造と名称
本製品における主要部の構造と名称は、次のとおりです。
1.3.1 ローラ・フレーム部 CLA25
チェーンカバー
31.8
CLA50
チェーンカバー 38 スプロケット
スプロケット
CLA100
48.6
CLA150
チェーンカバー
スプロケット
CLA500
チェーンカバー
CLA1000
チェーンカバー
60.5
スプロケット
スプロケット
3
76.3
57
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- ページ: 4
- 1. 製品概要
CTS150
チェーンカバー
スプロケット
※渡りローラについて
コンベヤ両端のローラにはチェーンの駆動力がかからないため、下図のようにミシンベルト もしくは丸ベルトで隣のローラと連動することにより駆動力を得る構造になっています。 従って、両端(場合によっては片側)の2本のローラは他のローラとは形状が違うものになります。 これら2本のローラを他のローラと区別して「渡りローラ」と呼んでいます。
ミシンベルトもしくは丸ベルト コンベヤ端のローラ
42.7
チェーン
機種や仕様により渡りローラの有無や連動ベルトの種類が異なります。 下表を参照ください。
機種 CLA25 CLA50 CLA100 CLA150 渡りローラの有無 P40の場合のみ有(両端) なし 両端有 P75,100/両端有 P150/駆動部側のみ P200/なし P75,100,150/両端有 P200/なし P75,100,150/両端有 P200/駆動部側のみ 両端有 なし ベルトの種類 φ3丸ベルト ‑ φ5丸ベルト ポリウレタンミシンベルト
CLA150T CLA500 CLA1000 CTS150
ポリウレタンミシンベルト ポリウレタンミシンベルト ポリウレタンミシンベルト ‑
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- 1.
1.3.2
■CLA25・50・100 1)モータ 2)ローラ 3)チェーン 4)チェーンカバー 5)タイトナホイール 6)オートテンション装置
1 4 5 3 6 2
■CTS150 1)モータ 2)ローラ 3)チェーン 4)タイトナホイール 5)オートテンション装置
1 2
3 5
4
5
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1.3.3
■CLA150
1)モータ 2)ローラ 3)チェーン 4)チェーンカバー 5)タイトナホイール 6)オートテンション装置 5 4 6
■CLA150T
1)モータ 2)ローラ 3)チェーン 4)チェーンカバー
4
※CLA150Tのオートテンション装置 はコンベヤ先端(駆動部の反対側) についています。(本書P.13参照)
■CLA500,1000
1)モータ 2)ローラ 3)チェーン 4)チェーンカバー 5)タイトナホイール 6)オートテンション装置 5
4 6
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- ページ: 7
- 2. 運搬
2. 運搬
2.1 運搬
本製品は、クレーンで運搬してください。 フォークリフトで運搬しないでください。
本製品をフォークリフトで運搬すると、フレーム下の チェーンカバーを破損します。また、バランスを崩して フォークの爪から落下する恐れがありますので、フォーク リフトで運搬しないでください。 当製品をクレーンで吊り下げる際の吊具は、亀裂や損傷 および腐食のないもので、当製品の重量に耐えるものを お使いください。
※クレーンがない場合など、どうしてもフォークリフト を使用しなければならない場合は次頁を参照ください。
2.1.1 クレーンによる運搬
本製品をクレーンで運搬する場合は、必ずコンベヤ フレームを吊ってください。絶対にローラを吊って 運搬しないでください。
絶対にローラを吊って運搬しないでください。 ローラを吊って運搬すると、ローラが外れ、コンベヤが落下 します。コンベヤが落下することにより、コンベヤが破損し たり、場合によっては人身事故発生の恐れがあります。
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- ページ: 8
- 2. 運搬
2.1.2 フォークリフトによる運搬 貴社にクレーンがない等、やむを得ずフォークリフトで運搬しなければならない場合は、 下記の注意事項を必ず守って行ってください。
毛布等の緩衝材
右図のように、必ずフォークリフトの爪の上 にフレームを載せ、バランスをとり運搬して ください。 その際、フレームを傷つける恐れがあります ので、フレームとフォークリフトの爪との間に は必ず毛布等の緩衝材を挟み込んでください。
本機をフォークリフトで運搬する場合は必ず、毛布等の緩衝材を使い、 フレームをフォークリフトの爪で受ける形で行ってください。 また、下記の点に注意して運搬してください。
・フォークリフトを急激に上昇させないでください。チェーンレールを傷つける 恐れがあります。 ・本製品のスタンドをフォークリフトの爪の上に載せて運ばないでください。
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- 3. 設置
3.3.1. 設置
3.1 設置条件
本製品は、以下の条件を満たす場所に設置してください。 ・ 屋内の雨水等がかからない乾燥した場所 (雰囲気温度0℃、相対湿度75%以下の範囲で結露がない場所) ・ できるだけ水平で強固な場所 ・ 本製品は、ごみやほこりの無い掃除の行き届いた環境でご使用ください。 ゴミやホコリのある環境で使用すると、本製品の故障や思わぬ事故につながる恐れがあります。 ・ 本製品の近くに振動を発生させる機械や装置を設置しないでください。 振動を発生させる機械や装置を設置すると、本製品が故障するおそれがあります。 ・ 据付場所には、メンテナンスできる場所を確保下さい。 メンテナンスが行き届かないと本製品の耐用期間が短くなるおそれがあります。 ・ 腐食性のガス*や塵芥を含まない清浄な場所 (防爆構造*ではありませんので、爆発の危険性のある場所では使用できません。)
※ 腐食性のガス:金属・木材・ガラスなどを変質・破壊するガスの総称。塩素系ガスなど。 ※ 防爆構造:モータ等による火花が外部に影響を与えないように設計された構造。または、不慮の事故 による爆発の際、破片の散乱を最小限に抑えるよう設計された構造。
3.2 コンベヤの接続要領
3.2.1 フレームの連結
機長等の関係でコンベヤを連結した状態での出荷が不可能な場合、お客様側にてコンベヤを 連結していただく必要があります。そのような場合には、下記の手順に従って連結してください。
1
連結するコンベヤどうしを並べます。
2
上下のチェーンを結んでいる結束バンドを取り外します。
結束バンド
3
チェーンのジョイントリンクのクリップをラジオペンチ等で取り外し、 プレートを取り外します。 チェーンのつなぎ目にあたるリンクがジョイントリンクです。 クリップが目印となります。
プレート
クリップ
9
クリップ
ジョイントリンク
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- 3. 設置
4
ジョイントリンクのピンプレートをチェーンから抜き、チェーンを切り離します。 ピンプレートを抜くとチェーンが切り離されます。取り外したジョイントリンクは 次項 “5”の作業で再び使用するので無くさないようにしてください。
ピンプレート
ジョイントリンク
※1~4の作業を連結する両方のコンベヤに行います。
5
コンベヤ間のチェーンどうしをつなぎます。 前項 “4”の作業で取り外したジョイントリンクで互いの相手側のチェーンに 連結させてください。
ピンプレート
クリップの取付け方向に注意!!
チェーンの進行方向
プレート
クリップ
ジョイントリンク
必ずチェーンの進行方向にクリップの丸い部分が向くよう取り付けて ください。逆に取り付けるとコンベヤ運転中にクリップがはじけ飛び、 駆動部を損傷する恐れがあります。
丸い部分
チェーンの進行方向
10
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- 3. 設置
6
フレームどうしを密着させ、連結板で固定します。
※AC-C1000のみ
連結板
※このとき、コンベヤ間のチェーンが余るので、引き出します。この作業の方法は 機種によって異なります。それぞれ下記の要領に従って引き出してください。
① CLA25,50,100,150,500,1000の場合
下図のように駆動部から引き出します。
■CLA25,50,100の駆動部
■CLA150の駆動部
※チェーンがモータの反対側にあります。
■CLA500,1000の駆動部
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- 3. 設置
② CLA150Tの場合
チェーンカバーを外し、ローラを抜き、チェーンを引き出します。
チェーンを引き出す際に必要なスペースを確保するために、 駆動部側の端から3番目あたりのローラを1~2本抜きます。
※余ったチェーンをここ から引き出します。
7 余ったチェーンを切り離します。
不要なチェーンにはあらかじめ塗装がしてありますので,塗装された チェーンが出てくるまで引き出してください。塗装されたチェーンと 塗装されていないチェーンとの境目はジョイントリンクで結合されて いるので、ここから切り離してください。
■CLA25,50,100の場合
■CLA150の場合
ジョイントリンク
塗装された部分
ジョイントリンク
塗装された部分
■CLA500,1000の場合
■CLA150Tの場合
ジョイントリンク
塗装された部分
ジョイントリンク
塗装された部分
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- 3. 設置
8
チェーンをつなぎます。
※不要なチェーンを切り離した後、10頁“5”と同じ要領で両端を連結 してください。その際、ジョイントリンクが1個余分となるので そちらは予備として保管してください。
ジョイントリンク 余ったジョイントリンク
※イラストはCLA25,50,100の場合です。
3.2.2 オートテンション装置のセット手順
お客様側でコンベヤを連結する場合、連 結後、使用前には必ず、オートテンション 装置をセットしてください。
オートテンション装置をセットしないとチェーン が伸びたときにチェーンテンションが緩いままになり、 コンベヤの運転に支障をきたします。
※コンベヤが単体の場合または連結された状態での出荷の場合、オート テンション装置は弊社工場にてあらかじめセットされております。
チェーンを連結した後は必ず、「オートテンション装置」が機能するようにセット してください。これをセットすることで、チェーンが伸びたときも自動的にチェーン のテンションが張った状態に保たれます。 ※正逆運転の場合はオートテンション装置は付きません。 ・オートテンション装置の位置および形状は機種によって異なります。 各機種のオートテンション装置の位置および形状は下図のとおりです。
■CLA25,50,100
■CLA150
ドライブカバーの 内側にあります。
※セット要領は本書15頁を参照ください。
※セット要領は本書15頁を参照ください。
13
※イラストは全てR仕様です。
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- 3. 設置
■CLA150T
■CLA500,1000
※セット要領は本書16頁を参照ください。
※セット要領は本書16頁を参照ください。 ※イラストは全てR仕様です。
出荷時は、テンション調整ボルト(ナット)がしまった状態になっており、スプリングが収縮しています。 この、テンション調整ボルト(ナット)をゆるめ、スプリングを開放させることにより、オートテンション 装置をセットします。
<セット前>
■CLA25,50,100用
収縮
<セット後>
開放
テンション調整ナット
テンション調整ナット
■CLA150用
テンション調整ボルト テンション調整ボルト
収縮
開放
■CLA500,1000用
収縮 テンション調整ボルト テンション調整ボルト
開放
14
- ▲TOP

- ページ: 15
- 3. 設置
■CLA150T用
収縮 開放
テンション調整ボルト
テンション調整ボルト
3.2.2.1 CLA25・50・100用 のオートテンション装置のセット手順
1
ロックナットをゆるめ、ボルトの先端 までもっていきます。
2 テンション調整ナットをゆるめ、
ロックナットと密着させます。
ロックナット
ロックナット テンション調整ナット
3 テンション調整ナットをロックナットで固定して完了です。
3.2.2.2 CLA150用 のオートテンション装置のセット手順
1
ロックナットをゆるめます。
2 テンション調整ボルトをゆるめます。
長穴
ロックナット
ボルト先端が長穴のところ にくるまでゆるめます。
テンション調整ボルト
3 テンション調整ナットをロックナットで固定して完了です。
ロックナット
※イラストは全てR仕様です。
15
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- ページ: 16
- 3. 設置
3.2.2.3 CLA500・1000用 のオートテンション装置のセット手順
1 ロックナットをゆるめます。
2 テンション調整ボルトをゆるめます。
長穴
ロックナット
ボルト先端が長穴のところ にくるまでゆるめます。
テンション調整ボルト
3 ロックナットをしめ、テンション調整ボルトが抜けないよう固定して完了です。
ロックナット
3.2.2.4 CLA150T用 のオートテンション装置のセット手順
1 ロックナットをゆるめ、テンション調整
ボルトの先端まで移動させます。
2 テンション調整ボルトをゆるめます。
40mm
ボルト先端へ
テンション調整ボルト
ロックナット テンション調整ボルト
ロックナット
3 ロックナットをしめ、テンション調整ボルトが抜けないよう固定して完了です。
ロックナット
※イラストは全てR仕様です。
16
- ▲TOP

- ページ: 17
- 4. 取扱方法
4. 取扱方法
運転中は、絶対にキャリアローラおよびチェーン を触らないでください。
高速で回転するキャリアローラやチェーンに触れる と、手や指が巻き込まれてけがをするおそれがあり ます。場合によっては、重大な人身事故発生のおそ れがあります。
運転中/停止中にかかわらず、コンベヤの下を 通り抜ける等、身体または身体の一部をコンベヤ の下に入れるような行為は一切しないでください。 また、コンベヤの下に物などを置かないように してください。
作業者がコンベヤの下に入ると、衣服や髪の毛、身体 の一部が駆動部・チェーンに巻き込まれ、ケガをする 恐れがあります。場合によっては重大な人身事故発生 の恐れがあります。コンベヤを横断しなければならない場合は、 貴社にてブリッジを設置する等、作業者が安全にコンベヤを横断 できるようにしてください。
本製品をぬれた手で触らないでください。 ぬれた手で触ると感電する恐れがあります。
感電防止のためのアース工事については、当社 までご相談ください。
本製品のキャリアローラ上には乗らないでください。
キャリアローラ上は足場が不安定なため、転倒してけがをする 恐れがあります。
自動運転中の場合には、搬送が停止していても、本製品や搬送物 に触れないでください。
センサなどの反応により、急に運転が再開される場合があり、キャリア ローラに巻き込まれたり、搬送物が当ってケガをする恐れがあります。
本製品に水・油・切粉などをかけないでください。
水・油・切粉などがかかると、本製品の故障や思わぬ事故につながる おそれがあります。
運転中に異音や異常な振動が発生した場合は、ただちに運転を 停止してください。
異音や異常な振動が発生した状態で運転で継続すると、本製品の故障 および思わぬ事故につながる恐れがあります。速やかに保守・点検を 実施して異音や異常な振動を取り除いてください。異常が取り除けない 場合は当社までお問い合わせください。
17
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- ページ: 18
- 4. 取扱方法
• チェーンカバーを取り外した状態で、本製品を運転しないでください。 ドライブカバーやチェーンカバーが無い状態で運転すると、チェーンに 巻き込まれてケガをする恐れがあります。ドライブカバーやチェーンカバー を紛失もしくは破損した場合は当社までお問い合わせください。 • 製品本体に貼られた警告ラベルをはがしたり、汚さないでください。 警告ラベルが常に明確に読み取れる状態にない場合、注意喚起力が低下し、 思わぬ事故につながる恐れがあります。 • ブレーキ付モータ(オプション)の場合は、下記点にご注意願います。 搬送物をのせて運転する前に電源の入り切りをして、ブレーキ動作を確認 してください。手動開放装置が作動している状態で運転すると、搬送物が 想定時間内に停止することが出来ず、機器や他の搬送物と衝突する恐れが あります。手動開放装置を遮断してから運転してください。
4.1 許容搬送質量について
1m当たりの許容積載質量を超える搬送物は、 本製品に載せないでください。
1m当りの許容積載質量が各機種別に定められています。 許容積載質量 これを超える質量の搬送物を載せると本製品が故障す る恐れがあります。 各許容搬送質量は目安です。搬送物の底面の材質に より、許容最大質量の搬送物の搬送ができない場合 があります。搬送物の底面の材質が鉄や樹脂、木など 硬い場合は特にご注意ください。 また、コンベヤラインの配置およびモータ容量の選定 によっても許容搬送質量が変わります。
4.2 運転の開始と終了について
本製品の運転開始と終了は、通常一次側電源の ON /OFFによって行います。 設備により、二次側電源によって運転の制御を行う場合があります。 詳しくは施工に関するお客様の設備担当者にご確認ください。
18
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- ページ: 19
- 本製品を長く、安全にお使いいただくために、日常点検および定期点検を行ってください。
・保守・点検作業を行う前に、必ず一次側の電源を遮断してください。 電源を入れた状態で保守・点検を始めると、感電する恐れがあります。 ・保守・点検作業は、運転停止後、回転個所等の温度低下を確認して から行ってください。 ・保守・点検作業は、本製品上の搬送物を全て撤去してから行って ください。作業の際、搬送物が落下し、ケガをする恐れがあります。 ・保守・点検作業中は、第三者による電源投入を禁止するため、その旨 を明記した看板を目立つところに掲げてください。 ・保守・点検作業によって異常が発見された場合、原因が完全に排除 されるまで本製品を運転しないでください。 異常を放置したまま本製品を使用すると、機器の破損だけでなく、 思わぬ事故につながるおそれがあります。 異常が取り除けない場合は当社までお問い合わせください。
保守・点検作業を行う場合には、はじめに以下の事項を実施し、安全を確認た上で作業を開始してください。 ・機械に巻き込まれにくい服装を着用してください。 ・つまづきや転倒を防止するため、作業区域周辺の清掃や整理整頓をしてください。 ・保守・点検中であることを明示した看板等を目立つところに掲げてください。 ・本製品上の搬送物は全て撤去してください。 ・必要時以外は一次側の電源を切ってください。
19
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- ページ: 20
- 5. 保守・点検
5.1 点検作業
本項では、通常運転の際に注意していただきたい事項を「日常点検」として記載しています。 また、毎週/毎月行っていただきたい事項は「定期点検」とし、標準仕様以外の機種に関する 事項については「特別点検」として記載しています。 必要に応じてそれぞれの点検項目を実施してください。
5.1.1 日常点検
本製品における日常点検とは、通常運転の際に注意していただきたい聴音および目視による点検の ことです。点検個所と点検内容は以下の通りです。
③
②
①
図中 No. ① ② ③
点検個所名 キャリアローラ モータ チェーン • 回転状態
点検項目 • 異常音、振動の有無 • 磨耗、損傷、異物付着の有無 • 異常音、振動の有無 • 異常音の有無 • 給油状態 • 形状変化の有無 • 異常音、振動の有無
点検要領 聴音・目視 目視 目視 聴音・目視 聴音・目視 聴音・目視
-
外観全体
20
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- ページ: 21
- 5. 保守・点検
5.1.2 定期点検
本製品における定期点検とは、毎週/毎月行っていただく点検のことです。 本作業は、お客様の安全管理責任者が任命された方もしくはお客様の社内規定に基づいて 任命されたコンベヤ取扱担当者、保守担当者が行ってください。 その他の作業者による定期点検作業は行わないでください。 点検個所と点検内容は以下の通りです。
図中 No.
点検個所名
点検項目 • ローラシャフトの変形、湾曲
点検要領 目視・ 手で触れる 目視・ 手で触れる 目視・ 手で触れる 目視・ 手で触れる 手で触れる・ 温度計を使用 目視・手で 触れる・ス パナを使用 目視・ 手で触れる 目視 目視・聴音 スパナ 目視・聴音
点検時期 毎週 毎週 毎週 毎週 毎週 毎月 毎週 ※ 毎月 ※ 毎月
①
キャリアローラ
• キャリアローラへの異物付着の有 無 • キャリアローラ表面の摩耗や損傷 の有無 油もれの有無 発熱(表面温度60℃以上)
②
モータ
取付ボルトの緩み • チェーンの緩み ③ チェーン
(5.2.2 チェーンのテンション調整 参照)
• 給油の油膜切れ
(5.2.1 チェーンへの給油 参照)
−
コンベヤフレーム
• 変形・湾曲の有無 • 取付ボルトの緩みの有無 • 形状変化の有無 • 異常音の有無
毎月
−
外観全体
毎月
※ 運転開始後 3 か月間は毎週、以降は毎月、定期点検を行ってください。
5.1.3 特別点検
本点検は、駆動モータに「ブレーキ付きモータ」を採用している場合に行う点検です。 点検内容は以下のとおりです。
図中 No. 点検個所名 点検項目・点検要領・点検時期 ・モータの取扱説明書を参照ください。 (出荷時に本書と同梱しています)
−
ブレーキ付きモータ
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- ページ: 22
- 5. 保守・点検
5.2 保守要領
保守・点検作業を行う前に、必ず一次側の電源を遮断してください。
電源を入れた状態で保守・点検作業を始めると、感電するおそれがあります。
保守・点検作業は、運転停止後、回転個所等の温度低下を確認してか ら行ってください。
運転停止直後はモータ等の回転部分が熱く、やけどを負うおそれがあります。
保守・点検作業中は、第三者による電源投入を禁止するため、その旨 を明記した看板を目立つところに掲げてください。
第三者によって電源投入が行われると、作業者が本製品へ巻き込まれたり、 感電する恐れがあります。
5.2.1 チェーンへの給油
チェーンへの給油時は必ずコンベヤを停止し、 電源を切ってください。
コンベヤを運転しながら給油を行うとチェーンに巻き 込まれ、ケガをする恐れがあります。 場合によっては重大な人身事故発生の恐れがあります。
1 2
コンベヤの運転を停止し、電源を切ります。 チェーンカバーを取り外します。
チェーンカバー
3
ハケやオイルフィラーを使用し、チェーンに給油します。
使用油 SAE20(VG68)相当の潤滑油
4
チェーンカバーを取り付けて完了です。
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- ページ: 23
- 5. 保守・点検
5.2.2 チェーンのテンション調整
設置後、稼動開始から3ヶ月間はチェーンの伸びが最も大きく発生しますので、チェーンの伸びチェックを 毎週行ってください。チェーンが伸びきってしまうとオートテンション装置が機能しなくなり、チェーン テンションがゆるんだままになってしまい、トラブルの原因となります。チェーンが伸びきる前に以下の 要領でチェーンの長さを短くすることにより、チェーンテンションを調整してください。 テンション調整の要領は機種によって異なります。詳細は下記を参照ください。
※正逆運転仕様の場合はオートテンション装置がつきません。
本作業は、お客様の安全管理責任者が任命された方、もしくは お客様の社内規定に基づいて任命されたコンベヤ取扱担当者、 保守担当者が行って下さい。
その他の作業者が行うと重大なけがを負うおそれがあります。
任 命
5.2.2.1 CLA25・50・100(共通)のチェーンのテンション調整手順
1
チェーンのゆるみ具合を確認します。
チェーンのゆるみ具合は、オートテンション装置(本書13頁参照)の状態で判断します。 テンションブラケットの先端が赤いインジケータシールの位置まで到達していたら チェーンテンションを調整してください。
テンションブラケット
赤いインジケータシール
2
ドライブカバーを外し、コンベヤを運転して、チェーンのジョイントリンクが駆動部まで きたところで停止させます。
クリップ
ジョイントリンク
(クリップが目印)
コンベヤ運転中は、絶対にチェーンおよびスプロケットを 触らないでください。
ジョイントリンクが駆動部に到達するのを目視にて確認するために、 やむを得ずドライブカバーを外した状態でコンベヤを運転させます。 従って、駆動部は大変危険な状態になっています。 チェーンやスプロケットに触れると手や指が巻き込まれてけがを するおそれがあります。 運転中は絶対に駆動部に触れないように細心の注意を払ってください。
コンベヤ運転停止後は、必ず一次側の電源を遮断してください。
電源を入れた状態でチェーンの切り離しまたは連結作業を始めると、センサ 等が作動し、急にコンベヤが動き出したり、感電するおそれがあり大変危険 です。場合によっては重大な人身事故発生のおそれがあります。
一次側電源
23
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- ページ: 24
- 5. 保守・点検
3
オートテンション装置のテンション調整ナットを締めることにより、テンションブラケットの先端を 赤いインジケータシールの位置から引き離します。そのままテンションブラケットが止まるところまで 締め続けてください。
ロックナット テンション調整ナット テンションブラケット テンションブラケット 赤いインジケータ
4
ジョイントリンクを取り外し、数リンク外した後、 再び連結してください。
(ジョイントリンクの取り外し・連結は本書9〜10頁 「3.2.1 フレームの連結」を参照ください) ジョイントリンク以外のリンクの切り離しは チェーン切り等で行ってください。
数リンク外す 再び連結
5
3 の作業で締めたテンション調整ナットを緩め、オートテンション装置がセットされた状態にし、 テンション調整ナットをロックナットで固定して完了です。
(本書13頁「3.2.2 オートテンション装置のセット手順」を参照ください)
ロックナット テンション調整ナット
締めて固定。
24
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- ページ: 25
- 5. 保守・点検
5.2.2.2 CLA150 のチェーンのテンション調整手順
1
チェーンのゆるみ具合を確認します。
チェーンのゆるみ具合は、オートテンション装置(本書13頁参照)の状態で判断します。 テンションブラケットとテンションベースの折り曲げ部分との間の距離が33mm以下になったら チェーンテンションを調整してください。
33mm
テンションブラケット
テンションベースの折り曲げ部分
2
駆動部裏側に取り付けられているドライブカバーを外し、コンベヤを運転して、チェーンの ジョイントリンクが駆動部まできたところで停止させます。
クリップ
ジョイントリンク
(クリップが目印)
コンベヤ運転中は、絶対にチェーンおよびスプロケットを 触らないでください。
ジョイントリンクが駆動部に到達するのを目視にて確認するために、 やむを得ずドライブカバーを外した状態でコンベヤを運転させます。 従って、駆動部は大変危険な状態になっています。 チェーンやスプロケットに触れると手や指が巻き込まれてけがを するおそれがあります。 運転中は絶対に駆動部に触れないように細心の注意を払ってください。
コンベヤ運転停止後は、必ず一次側の電源を遮断してください。
電源を入れた状態でチェーンの切り離しまたは連結作業を始めると、センサ 等が作動し、急にコンベヤが動き出したり、感電するおそれがあり大変危険 です。場合によっては重大な人身事故発生のおそれがあります。
一次側電源
25
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- ページ: 26
- 5. 保守・点検
3
オートテンション装置のロックナットをゆるめ、テンション調整ボルトを回し、ボルト先端が テンションベースの折り曲げ部分につくところまでもっていきます。
テンションベースの折り曲げ部分 ロックナット
テンション調整ボルト
テンションベースの折り曲げ部分 ボルト先端
4
テンション調整ボルトを締めることにより、テンションブラケットを矢印の方向に移動させます。 そのままテンションブラケットが止まるまで締め続けます。
テンションブラケット
テンションベースの折り曲げ部分
テンション調整ボルト
5
ジョイントリンクを取り外し、数リンク外した後、再び連結してください。
※ジョイントリンクの取り外し、連結は本書9〜10頁「3.2.1フレームの連結」を参照ください。 ジョイントリンク以外のリンクの切り離しはチェーン切り等で行ってください。
再び連結
数リンク外す
6
本頁 3 の作業でしめた、テンション調整ボルトをゆるめ、オートテンション装置がセット された状態に戻し、テンション調整ボルトをロックナットで固定して完了です。
※オートテンション装置のセット方法に関しては、本書15頁 のセット手順 を参照ください。 CLA150用のオートテンション装置
<セットの完了した状態>
テンション調整ボルト
ロックナット
26
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- ページ: 27
- 5. 保守・点検
5.2.2.3 CLA500・1000(共通) のチェーンのテンション調整手順
1
チェーンのゆるみ具合を確認します。
チェーンのゆるみ具合はオートテンション装置(本書13頁参照)の状態で判断します。 テンションブラケットとテンションベースのブラケットとの間の距離が25mm以下になったら チェーンテンションを調整してください。
テンションブラケット
25mm
テンションベースのブラケット
2
駆動部裏側に取り付けられているドライブカバーを外し、コンベヤを運転して、 チェーンのジョイントリンクが駆動部まできたところで停止させます。
クリップ
ジョイントリンク
(クリップが目印)
コンベヤ運転中は、絶対にチェーンおよびスプロケットを 触らないでください。
ジョイントリンクが駆動部に到達するのを目視にて確認するために、 やむを得ずドライブカバーを外した状態でコンベヤを運転させます。 従って、駆動部は大変危険な状態になっています。 チェーンやスプロケットに触れると手や指が巻き込まれてけがを するおそれがあります。 運転中は絶対に駆動部に触れないように細心の注意を払ってください。
コンベヤ運転停止後は、必ず一次側の電源を遮断してください。
電源を入れた状態でチェーンの切り離しまたは連結作業を始めると、センサ 等が作動し、急にコンベヤが動き出したり、感電するおそれがあり大変危険 です。場合によっては重大な人身事故発生のおそれがあります。
一次側電源
27
- ▲TOP

- ページ: 28
- 5. 保守・点検
3
オートテンション装置のロックナットをゆるめ、テンション調整ボルトを回し、ボルト先端が テンションベースのブラケットにつくところまでもっていきます。
ロックナット
ボルト先端
テンション調整ボルト
テンションベースのブラケット
4
テンション調整ボルトをしめることによりテンションブラケットを矢印の方向に移動させます。 そのままテンションブラケットが止まるまでしめ続けます。
テンションブラケット
テンション調整ボルト
5
ジョイントリンクを取り外し、数リンク外した後、再び連結してください。
※ジョイントリンクの取り外し、連結は本書9〜10頁「3.2.1フレームの連結」を参照ください。 ジョイントリンクでないリンクの切り離しはチェーン切り等で行ってください。
再び連結
数リンク外す
6
本頁 4 の作業でしめた、テンション調整ボルトをゆるめ、オートテンション装置がセット された状態にし、テンション調整ボルトをロックナットで固定して完了です。
※オートテンション装置のセット方法に関しては、本書16頁 装置のセット手順 を参照ください。 CLA500,1000用のオートテンション
<セットの完了した状態>
テンション調整ボルト
ロックナット
28
- ▲TOP

- ページ: 29
- 5. 保守・点検
5.2.2.4 CLA150T のチェーンのテンション調整手順
1
チェーンのゆるみ具合を確認します。
チェーンのゆるみ具合はオートテンション装置(本書13頁参照)の状態で判断します。 テンションブラケットからフレーム先端までの距離が65mm以下になったら チェーンテンションを調整してください。
テンションブラケット
65mm
2
チェーンカバーを外し、ローラを抜き、コンベヤを運転して、チェーン のジョイントリンクがローラを抜いた部分まできたところで停止させます。
チェーンの切り離し・連結作業に必要なスペースを確保するために、 駆動部側の端から3番目あたりのローラを1~2本抜きます。
クリップ
ジョイントリンク
(クリップが目印)
コンベヤ運転中は、絶対にチェーンおよびスプロケットを 触らないでください。
ジョイントリンクが駆動部に到達するのを目視にて確認するために、 やむを得ずチェーンカバーを外した状態でコンベヤを運転させます。 従って、チェーンがむき出しになり大変危険な状態になっています。 チェーンやスプロケットに触れると手や指が巻き込まれてけがを するおそれがあります。 運転中は絶対に駆動部に触れないよう細心の注意を払ってください。
コンベヤ運転停止後は、必ず一次側の電源を遮断してください。
電源を入れた状態でチェーンの切り離しまたは連結作業を始めると、センサ 等が作動し、急にコンベヤが動き出したり、感電するおそれがあり大変危険 です。場合によっては重大な人身事故発生のおそれがあります。
一次側電源
29
- ▲TOP

- ページ: 30
- 5. 保守・点検
3
オートテンション装置のロックナットをゆるめます。
ロックナット
4
テンション調整ボルトをしめることによりテンションブラケットを矢印の方向に移動させます。 そのままテンションブラケットが止まるまでしめ続けます。
テンションブラケット
テンション調整ボルト
ロックナット
5
ジョイントリンクを取り外し、数リンク外した後、再び連結してください。
※ジョイントリンクの取り外し、連結に関しては本書9〜13頁「3.2.1 フレームの連結」を参照ください。 ジョイントリンク以外のリンクの切り離しは、チェーン切り等で行ってください。
数リンク外す 再び連結
6
本頁 4 の作業で締めた、テンション調整ボルトをゆるめ、オートテンション装置がセット された状態にし、テンション調整ボルトをロックナットで固定して完了です。
※オートテンション装置のセット方法に関しては、本書16頁 装置のセット手順 を参照ください。 <セットの完了した状態> CLA150T用のオートテンション
テンション調整ボルト
ロックナット
30
- ▲TOP

- ページ: 31
- 5. 保守・点検
5.2.2.5 CTS150 のチェーンのテンション調整手順
1
チェーンのゆるみ具合を確認します。
チェーンのゆるみ具合は駆動部裏側にある、オートテンション装置の状態で判断します。 テンションブラケットとテンションベースのブラケットとの間の距離が0になったら チェーンテンションを調整してください。
オートテンション装置
テンションブラケット テンションベースのブラケット
調整作業前には、必ず一次側の電源を遮断してください。
電源を入れた状態でチェーンの切り離しまたは連結作業を始めると、センサ 等が作動し、急にコンベヤが動き出したり、感電するおそれがあり大変危険 です。場合によっては重大な人身事故発生のおそれがあります。
一次側電源
2
モータを固定している4箇所のボルトをゆるめ、長穴に沿ってモータを押し下げることに より、チェーンのテンションを張ります。 ボルト モータ 長穴
モータ
12mm
※チェーンの張り具合はオートテンション装置の 状態で判断します。 テンションブラケットとテンションベースの ブラケットとの間の距離が12mmまで広がった ところでモータを固定します。
テンションブラケット テンションベースのブラケット
31
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- ページ: 32
- 5. 保守・点検
3
モータを固定する4箇所のボルトを締めて完了です。 ボルト
ストッパ
※ボルトを締める際には必ずモータを長穴の横にあるストッパに しっかり密着させてください。ストッパに密着させずにボルト を締めると軸心が傾く恐れがあります。
※モータを長穴いっぱいまで押し下げても十分なテンションが得られない場合
モータを長穴いっぱいまで押し下げても十分なテンションが得られない場合は、チェーンのリンクを 数個外し、チェーンを短くすることによりテンションを確保します。手順は以下の通りです。
1
コンベヤを運転して、チェーンのジョイントリンクが駆動部まできたところで停止させます。
クリップ
ジョイントリンク
(クリップが目印)
コンベヤ運転中は、絶対にチェーンおよびスプロケットを 触らないでください。
チェーンやスプロケットに触れると手や指が巻き込まれてけがを するおそれがあります。 運転中は絶対に駆動部に触れないように細心の注意を払ってください。
コンベヤ運転停止後は、必ず一次側の電源を遮断してください。
電源を入れた状態でチェーンの切り離しまたは連結作業を始めると、センサ 等が作動し、急にコンベヤが動き出したり、感電するおそれがあり大変危険 です。場合によっては重大な人身事故発生のおそれがあります。
一次側電源
32
- ▲TOP

- ページ: 33
- 5. 保守・点検
2
モータを固定しているボルトを再びゆるめ、モータを上に押し上げ、 一旦チェーンテンションをゼロにします。 ボルト モータ
押し上げる
3
ジョイントリンクを取り外し、数リンク外した後、再び連結します。
丸い部分
チェーンの進行方向
再び連結 数リンク外す
※ジョイントリンクのクリップの 丸い部分が上図のようにチェーン の進行方向に向くように取り付け てください。
4
モータを押し下げ、チェーンテンションが得られたところでモータを固定するボルトを締めて完了です。
12mm
ストッパ
テンションブラケット テンションベースのブラケット
※ボルトを締める際には必ずモータを長穴の 横にあるストッパにしっかり密着させてください。 ストッパに密着させずにボルトを締めると、 軸心が傾く恐れがあります。
※チェーンの張り具合はオートテンション装置の状態を みながら調整してください。 テンションブラケットとテンションベースの ブラケットとの間の距離が12mmになったところで モータを固定します。
33
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- ページ: 34
- 5. 保守・点検
5.2.3 キャリアローラの交換
キャリアローラの交換作業を行う前に、必ず一次側 の電源を遮断してください。
電源を入れた状態でキャリアローラの交換作業を始める と、センサ等が作動し急にコンベヤが動き出したり、感 電する恐れがあり危険です。場合によっては、重大な人 身事故発生のおそれがあります。
一次側電源
1
チェーンカバーを取り外します。
チェーンカバー
2
バネピンを抜き、シャフトを押します。
※CLA25,50はスプロケット側、それ以外の機種はその逆側にバネピンが付きます。
スプロケット
バネピン
押す
※CLA25,50以外の機種は逆側からシャフトを押します。
34
- ▲TOP

- ページ: 35
- 5. 保守・点検
3
ローラを抜きます。
ローラを傾けてそのまま抜きます。
※CLA25.50以外の機種は逆側に傾けます。
4
新しいローラを用意し、バネピンを取り付ける側のシャフト先端を フレームのシャフト穴に差し込みます。
新しいローラ ※CLA25.50以外の機種はイラストとは逆側 のシャフト先端から差し込みます。
5
バネピンの付かない側のシャフト先端をシャフト穴に差し込みます。
※CLA25.50以外の機種はイラストとは逆側のシャフト先端を差し込みます。 スプロケット
押す
6
シャフトにバネピンを取り付けて完了です。
※CLA25.50以外の機種はイラストとは逆側(スプロケット側) のシャフト先端にバネピンを取り付けます。
バネピン
35
- ▲TOP

- ページ: 36
- 6. 故障対応
6. 故障対応
故障と思われる現象が発生した場合は、直ちに本製品の使用を中止してください。 故障と思われる場合の想定される原因および対策を下表に示します。 故障対応の際の参考としてください。
・運転中に異音や異常な振動が発生した場合は、ただちに運転を停止 してください。 異音や異常な振動が発生した状態で運転を継続すると、本製品の故 障および思わぬ事故につながる恐れがあります。 速やかに保守・点検事項を実施して異音や異常な振動を取り除いて ください。異常が取り除けない場合は弊社までお問い合わせください。 ・保守・点検作業によって異常が発見された場合、異常原因が完全に排除 されるまで本製品を運転しないでください。 異常を放置したまま本製品を使用すると、機器の破損だけでなく、思わ ぬ事故につながるおそれがあります。 異常が取り除けない場合は弊社までお問い合わせください。
〈お問い合わせ先〉 株式会社メイキコウ本社 または、最寄の弊社営業事業所までご連絡ください。 ※電話番号および住所は、本取扱説明書裏面に掲載されています。 下表で●印の付いた対策は、お客さま自身で絶対に行わないでください。 対策の実施については、弊社までお問い合わせください。 なお、△印の付いた対策は、お客様の安全管理責任者が任命された方、もしくはお客様の社内規定 に基づいて任命されたコンベヤ取扱担当者、保守担当者が行ってください。 その他の作業者は行わないでください。
現象 原因 電源が入っていない ヒューズが切れている サーマルリレーが作動している キャリアローラが 回らない 配線に異常がある チェ−ンが切れている モータが故障している ブレーキが作動しない モータが故障している
※ブレーキ付モータ の場合
対策 ○電源を入れる ●ヒューズを交換する ●過負荷の原因を取り除いてサーマルを復帰させる ●配線を点検し、異常を排除する ●チェーンを交換する ●モータを交換する ●モータを交換する ●ブレーキギャップを調節する ○搬送物を各機種ごとに定められた許容積載質量の ものにする ●モータを交換する △キャリアローラを交換する △キャリアローラを交換する △キャリアローラを交換する △ローラシャフトを交換する △両側のスタンド高さが均等になるよう、スタンドの ジャッキボルトを調整し、ローラ面のレベルを出す ●コンベヤフレームを交換する
(5.2.3 キャリアローラの交換 参照) (5.2.3 キャリアローラの交換 参照) (5.2.3 キャリアローラの交換 参照)
ブレーキギャップが広い 搬送物が重過ぎる
モータの異常 ・発熱 ・振動 ・異常音 搬送状態の異常
モータが故障している キャリアローラが磨耗している キャリアローラが変形している キャリアローラが損傷している ローラシャフトが変形している ローラ面のレベルが出ていない コンベヤフレームが変形している
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- 7. 品質保証について
7. 品質保証について
お買い上げいただいたコンベヤを安心してお使いいただくため、以下のとおり品質を保証いたします。 但し、当該製品に起因する周辺機器や装置類の損害に対してはその責を負いません。
保 証 書
お買い上げ頂きました弊社製造のコンベヤについて下記の保証を致します。
1. 保 証 期 間 2. 保 証 内 容
通常の取扱いにおいて、万一保証期間内に故障が生じ、弊社がその欠陥を 認めた場合、無償で修理いたします。 但し、日本国内においてのみ適用されます。 保証期間はコンベヤを納入した日 (保証書の発行日) から1ヶ年とします。
3. 適 用 除 外
(1)誤った使用により生じた故障。 (2)お客様での改造や、ご使用になられる方の責に帰する故障と認められる場合。 (3)火災や天災などが原因となる故障。 (4)事故によって生じたものと認められる故障。 (5)本保証書の提示がない場合。 (6)本保証書に納入日の記入がない場合。 (7)本保証書が改ざんあるいは偽造されたものと認めれた場合。 保証期間内でも、上記 7項のいずれかに該当する場合は、修理に関る全ての費用を 申し受けます。
名 称 製造番号 納 入 日 保証期間 年 月 日 納入日 (上記期日) より1年間
お客様名
〒470-1111 愛知県豊明市大久伝町東180
電話(0 5 6 2)9 2 - 7 1 1 1 (代表)
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