チェーンライブローラフロー/CLA

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- 5. 保守・点検
5.2.2 チェーンのテンション調整
設置後、稼動開始から3ヶ月間はチェーンの伸びが最も大きく発生しますので、チェーンの伸びチェックを 毎週行ってください。チェーンが伸びきってしまうとオートテンション装置が機能しなくなり、チェーン テンションがゆるんだままになってしまい、トラブルの原因となります。チェーンが伸びきる前に以下の 要領でチェーンの長さを短くすることにより、チェーンテンションを調整してください。 テンション調整の要領は機種によって異なります。詳細は下記を参照ください。
※正逆運転仕様の場合はオートテンション装置がつきません。
本作業は、お客様の安全管理責任者が任命された方、もしくは お客様の社内規定に基づいて任命されたコンベヤ取扱担当者、 保守担当者が行って下さい。
その他の作業者が行うと重大なけがを負うおそれがあります。
任 命
5.2.2.1 CLA25・50・100(共通)のチェーンのテンション調整手順
1
チェーンのゆるみ具合を確認します。
チェーンのゆるみ具合は、オートテンション装置(本書13頁参照)の状態で判断します。 テンションブラケットの先端が赤いインジケータシールの位置まで到達していたら チェーンテンションを調整してください。
テンションブラケット
赤いインジケータシール
2
ドライブカバーを外し、コンベヤを運転して、チェーンのジョイントリンクが駆動部まで きたところで停止させます。
クリップ
ジョイントリンク
(クリップが目印)
コンベヤ運転中は、絶対にチェーンおよびスプロケットを 触らないでください。
ジョイントリンクが駆動部に到達するのを目視にて確認するために、 やむを得ずドライブカバーを外した状態でコンベヤを運転させます。 従って、駆動部は大変危険な状態になっています。 チェーンやスプロケットに触れると手や指が巻き込まれてけがを するおそれがあります。 運転中は絶対に駆動部に触れないように細心の注意を払ってください。
コンベヤ運転停止後は、必ず一次側の電源を遮断してください。
電源を入れた状態でチェーンの切り離しまたは連結作業を始めると、センサ 等が作動し、急にコンベヤが動き出したり、感電するおそれがあり大変危険 です。場合によっては重大な人身事故発生のおそれがあります。
一次側電源
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