クリーンシリーズ 版4

- ページ: 20
- 4. 保守・点検
4. 1. 3 禁止事項
お客様サイドで行うことは大変危険です。場合によっては重大な事故および 死亡事故発生のおそれがありますので絶対に行わないでください。
保守・点検作業において、以下にあげる項目について禁止いたします。 • 駆動部の分解、改造、取り外し
4.2 メンテナンスバー(ストッパー)の使用方法
シザーリフト・クリーンシリーズにはメンテナンスバー(ストッパー)が標準で装備されています。 250kg・500kg・1000kgタイプのメンテナンスバー(ストッパー)は下部フレームに格納されています。 塗装は特別な指示がない限りオレンジ色で塗装してあります。 100kgタイプのメンテナンスバー(フック式ストッパー)はアームの両サイドに設置されています。 塗装は特別な指示がない限りメッキ色となっています。 クリーンシリーズの本体にはアーム段数が1段と2段の100kgタイプ2種類と250kg・500kg・1000kgタイプ があります。 それぞれメンテナンスバー(ストッパー)の使用方法が異なりますので、本取扱説明書 の指示に従って正しくお使いください。 ● メンテナンスバー(ストッパー)とは 保守・点検(目視によるもの)作業時、もしくはやむを得ず作業者がテーブルの下に身体、または その一部を入れて作業を行わなければならない場合にシザーリフトの上部と下部フレームの間(250kg・ 500kg・1000kgタイプ)、または下部フレームに連結されているメンテピンに取付け(100kgタイプ)、テーブル の落下を防止するための器具です。 ※危険ですのでメンテナンスバー(ストッパー)を保守・点検作業以外の目的で使用しないでください。
危険
『メンテナンスバー(ストッパー)』を使用する時は、必ず テーブル上の積載物をすべて撤去してから行ってください。
テーブル上に積載物(固定されている装置等含む)を載せた 状態でメンテナンスバー(ストッパー)を使用した場合、 メンテナンスバー(ストッパー)の機能を果たすことが できず、テーブルが落下する場合があり、死亡災害発生の おそれがあります。
テーブル上の装置類等の積載物が取り除けない場合は、特殊なメンテナンスバー (ストッパー)の設計・製作が必要です。 詳しくは弊社までお問い合わせください。
お客様のご都合等により、本製品に標準装備されているメンテナンス バー(ストッパー)が使用できない場合は、本取扱説明書の25頁4・2 ・4項の鋼材ストッパーをお客様で用意してください。
鋼材ストッパーをメンテナンスバー(ストッパー)の代用として使用して ください。 尚、材料及び強度については必ず弊社までお問い合わせください。
注意
4.2.1 100kgタイプ1段のメンテナンスバー(ストッパー)取り付け手順
100kgタイプ1段のメンテナンスバー(フック式ストッパー)は、インナアームの両側に取り付けて あるフック式のバーです。 以下の手順に従ってメンテナンスバー(フック式ストッパー)をセットしてください。
1 2 3 4 5 6
テーブルを最下降端まで降ろします。 シザーリフトの電源を切ります。 必ずテーブル上の積載物(ワーク及び装置類)をすべて撤去します。 シザーリフトの電源を入れます。 テーブルを上昇端まで上昇させます。 インナアームの両側に取り付けられているメンテナンスバー(フック式ストッパー)を固定 している、六角穴付まんじゅうねじを外し、メンテナンスバー(フック式ストッパー)を そのまま床に接地するまでおろしてください。(次頁の図参照。) 20
- ▲TOP