クリーンシリーズ 版4

- ページ: 16
- 3. 取扱方法
• シザーリフトを使用する際には必ず機種に指定された許容積載質 量を厳守してください。 許容積載質量を超えると、機器の破損や重大な事故につながるおそ れがあります。 • 積載物の荷重はテーブル全面に均等に載せてお使いください。 偏荷重でシザーリフトをお使いになりますと一点に荷重が集中し、テ ーブルが変形したり、テーブルが傾き積載物が落下するおそれがあ ります。
• テーブル上で溶接作業を行う場合は、溶接機のアースを溶接対象物 に直接取り付けるか、シザーリフトのテーブルにブスバーを溶接取 り付けし、これにアース線をボルト締めして下さい。 絶対に溶接機のアースをパンタアームなどシザーリフトのテーブル より下の部分に取り付けないでください。
パンタアームなどシザーリフトのテーブルより下の部分に溶接機のアース を取り付けると、溶接電流がシザーリフトの本体をとおり、内部の機器を 破壊し、テーブル落下事故が発生するおそれがあります。
• ローラコンベヤやターンテーブル等の装置をテーブル上に取り付け る場合は、許容積載質量から装置の質量を差し引いて正味の積載質 量を算出してください。
許容積載容量を越える荷重を載せた場合、本体および駆動機器が故障し、 テーブルが上昇しなくなる場合があります。
• テーブル下降中に急激な負荷を与えないでください。
テーブルが落下する恐れがあります。
3.2 過負荷検出について
シザーリフト“クリーンシリーズ”の250kg・500kg・1000kgの各種には過負荷に対して モータや機械を保護する目的で過電流検出器(基板)が装備されています。 許容積載質量を超える質量のワークをのせてシザーリフトを上昇・下降させたり、シザ ーリフトの上昇・下降中に異物などがテーブルに接触するなどしてシザーリフトの上昇 ・下降が防げられると過負荷検出機能が働きシザーリフトの運転を中止します。 このような場合の対処としては、まず過負荷の原因を取り除きます。次に電源を切り、 再度電源を入れ直して過負荷検出器(基板)をリセットします。 ※シザーリフト“クリーンシリーズ”の100kgタイプには過電流検出器(基板)が装備さ れていません。許容積載質量を超える質量のワークをのせてシザーリフトを上昇・下 降させたり、シザーリフトの上昇・下降中に異物などがテーブルに接触するなどして モータに負荷がかかりますとモータのサーマルが働き、シザーリフトの運転を中止し ます。このような場合、モータの温度がさめるまでそのままの状態にしておいてくだ さい。モータの温度がさがりますと、サーマルが自動的に復帰します。
16
- ▲TOP