フリクション アキュマ フロー/ACC

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- CO101-551
版2
コンベヤ アキュムレーティングフローシリーズ フリクション アキュマ フロー
AC-C
※イラストはAC-C500です
●本製品を正しくお使いいただくため、ご使用の前には必ず本書をよく読み、内容 を十分理解してください。 ●また、本書は必要なときにすぐ使えるよう、いつでも取り出せる場所に大切に 保管してください。
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- はじめに
このたびは、アキュムレーティングフローシリーズ「フリクションアキュマフロー AC-C」をお 買い上げいただき、ありがとうございます。 本製品は、フリクションスプロケットと、ローラベアリングに取り付けられたフリクションプレー トとの摩擦抵抗によりローラに駆動力を伝える、1本掛けチェーンライブ方式のアキュムレートコン ベヤです。アキュムレート時はフリクションスプロケットがスリップしてローラの回転が止まり、 わずかなラインプレッシャでのアキュムレートが可能です。 本製品の機能を十分に発揮し、安全に正しくお使いいただくため、ご使用の前には必ず本書をよくお 読みください。
本書は以下の項目で構成されています。 • 安全上の注意事項 • 製品概要 • 運搬・設置 • 取扱方法 • 保守・点検 • 故障対応 • 構成部品 • 品質保証について なお、本製品の保証書は本書の最終ページに記載されています。 必要事項が記入されているかを必ずご確認ください。
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- 取扱説明書に関する注意事項
• 本製品をご使用になる前には、必ず本書をよく読んでいただき、内
容について十分に理解してください。
• 本書は必要なときにすぐ使えるよう、いつでも取り出せる場所に大
切に保管してください。
• 製品本来の使用方法および、本書で指定した使用方法を厳守してく
ださい。
• 本書の安全に関する指示に対しては、指示内容を理解した上で必ず
従ってください。
以上の指示を必ず厳守してください。 指示に従わない場合、けがや事故を引き起こすおそれがあります。
取扱説明書について
• 本書の内容は、製品の性能・機能の向上等により将来予告なしに変更することがあります。 • 本書の全部または一部を無断で転載、複製することは禁止しています。 • 本製品をご購入したお客様と、ご使用になるお客様とが異なる場合は、お使いになるお客様の手 元で本書を保管してください。 • 本書を破損、若しくは紛失した場合には、当社までお問い合わせください。 • 本書の内容について疑問点や不明点がある場合は、必ず当社までご確認ください。 〈お問い合わせ先〉 株式会社メイキコウ本社 または、最寄の当社営業事業所までご連絡ください。 ※電話番号および住所は、本書裏面に掲載されています。
※当製品をご購入のお客様が、当製品を貴社が製作する機械・装置等に組み込んで 最終ユーザ様に販売される場合は、必ず本取扱説明書を最終ユーザ様までお届け 下さいますようお願い申し上げます。
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- 安全に正しくお使いいただくために
警告表示について
本書では、製品を正しくお使いいただき、作業者への危害や財産への損害を未然に防止するため、 下記に示す警告表示を使用して注意を促しています。 それぞれの表示が示す内容は次のとおりです。
この表示は、取り扱いを誤った場合に、作業者が死亡または重傷を負うこと が想定される内容を示しています。
この表示は、取り扱いを誤った場合に、作業者が重傷または傷害を負うこと が想定される内容を示しています。
この表示は、取り扱いを誤った場合に、作業者が傷害を負うことが想定され る内容、および物的損害の発生することが想定される内容を示しています。
保守・点検作業の適任者について
本製品の保守・点検作業(日常点検は除く)は、お客様の安全管理責任者が任命された方、もしく はお客様の社内規定に基づいて任命されたコンベヤ取扱担当者、保守担当者が行ってください。 その他の作業者による保守・点検作業は行わないでください。
製造物責任について
当社納入品を日本国【海外の場合はその仕向国】外に移設して、自ら使用し、若しくは第三者に使 用させる場合、または、当社納入品を修理、改造して自ら使用し、若しくは第三者に使用させる場 合に、人的および物的損害に係わる製造物責任の問題が発生したときは、かかる損害が貴社への引 渡し時に有していた当社納入品の欠陥に基づいて発生したことを貴社により証明された場合を除 いて、貴社の責任と負担においてこれを解決され、当社はこの問題に係わる費用負担を免れるもの とさせていただきます。
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- 警告・指示事項
本製品をご使用になる前に、以下の警告・指示事項をよく読み、指示に従ってください。 疑問点や不明点がある場合、異常が取り除けない場合は、当社までお問い合わせください。 〈お問い合わせ先〉 株式会社メイキコウ本社 または、最寄の当社営業事業所までご連絡ください 。 ※電話番号および住所は、本書裏面に掲載されています。
使用全般に関する注意事項
本製品をぬれた手で触らないでください。
ぬれた手で触ると感電するおそれがあります。 感電防止のためのアース工事については、 当社までご相 談ください。
運転中/停止中にかかわらず、モータの内部は触 らないでください。
感電するおそれがあります。 保守・点検等の理由により、分解が必要な場合には、当 社までご相談ください。
運転中は、絶対にキャリアローラ及びチェーン を触らないでください。
高速で回転するキャリアローラやチェーンに触れる と、手や指が巻き込まれてけがをするおそれがあり ます。場合によっては、重大な人身事故発生のおそ れがあります。
運転中/停止中にかかわらず、作業者の方がコン ベヤの下を通りぬける等、身体または身体の一部を 絶対にコンベヤの下の全てのスペースに入れないで ください。 また、コンベヤの下に物などを置かないようにして ください。
作業者がコンベヤの下に入ると、衣服や髪の毛、身体の 一部が駆動部、チェーン等に巻き込まれ、けがをするお それがあります。場合によっては重大な人身事故発生の おそれがあります。コンベヤを横断しなければならない 場合は、貴社にてブリッジを設置する等、作業者の方が 安全にコンベヤを横断できようにしてください。
本製品のキャリアローラ上には乗らないでください。
キャリアローラ上は足場が不安定なため、 転倒してけが をするおそれがあります。
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- 製品本体に貼られた警告ラベルをはがしたり、汚 さないでください。
警告ラベルが、いつも明確に読み取れない場合、注意喚 起力が低下し、 思わぬ事故につながるおそれがあります。
本製品に水・油・切粉などを掛けないでください。
水・油・切粉などがかかると、本製品の故障や思わぬ事 故につながるおそれがあります。
フリクションスプロケットとローラの接触 部付近には絶対に油分が付着しないように してください。
内部まで油分が流れ込みフリクションプレート に付着すると駆動力が低下します。
運搬・設置時の注意事項
本製品は、クレーンで運搬してください。 フォークリフトで運搬しないでください。
フォークリフトの運搬では、当製品はバランスを崩して フォークの爪から落下するおそれがあります。また、コ ンベヤを破損させてしまう場合もあります。 クレーン運転免許のある方がクレーンを運転してください。 当製品をクレーンから吊り下げている吊具は、亀裂や損 傷及び腐食のない物で、当製品の重量に耐えるものをお 使いください。クレーンがない等、どうしてもフォーク リフトを使用しなくてはならない場合は、必ずフォーク リフトの爪の上にコンベヤのフレーム両側を載せバラン スをとって運搬してください。コンベヤのスタンドをフ ォークリフトの上に載せて運ぶのはおやめください。 フォークリフトは、急発進、高速走行、急停止をしない でください。
感電防止のため、D種接地を実施してください。
D種接地をしない場合は、感電のおそれがあります。
電気配線の入れ替えを含む電気工事は、一次側の 電源を遮断した後、行ってください。
一次側の電源を遮断しないと、感電するおそれがあります。
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- 本製品をクレーンで運搬する場合は、必ずコンベヤ フレームを吊り、バランスをとって行ってください。
絶対にローラを吊って運搬しないでください。 ローラを吊って運搬すると、ローラが外れコンベヤが落下 します。コンベヤが落下することにより、コンベヤが破損 したり、場合によっては人身事故発生のおそれがあります。
登録電気工事業者、あるいは電気工事士の資格の有 る人が、電気配線工事を行ってください。
登録電気工事業者、あるいは電気工事士の資格の無い人が、 電気配線工事を行った場合は、感電する恐れがあります。 又、法律による処罰の対象になります。
資 格
お客様側にてコンベヤを連結する場合、 連結後、使用前には必ず、オートテンシ ョン装置をセットしてください。
オートテンション装置をセットしないとチェーンが伸びたときにチェーン テンションが緩いままになり、コンベヤの運転に支障をきたします。 オートテンション装置のセット方法は、本取扱説明書11頁を参照ください。
※コンベヤが単体の場合または連結された状態での出荷の場合、オート テンション装置は弊社工場にてあらかじめセットされております。
ブレーキ付モータの場合(オプション)は、下記点にご注意願います。
・搬送物をのせて運転する前に電源の入り切りをして、 ブレーキ動作を確認してください。 ・手動開放装置が作動している状態で運転すると、 搬送物が想定時間内に停止することができず、 機器や他の搬送物と衝突する恐れがあります。 手動開放装置を遮断してから運転してください。
据付の最後には電源を入れて、ローラの回転方向 を確かめてください。
ローラの回転方向がコンベヤの正規搬送方向と違う場 合は、電気配線の入れ替え工事を行い、ローラの回転 方向を直してください。搬送物をコンベヤの正規方向 とは逆の方向に搬送すると、搬送物の損傷や、コンベ ヤと連動している機械・装置の故障を引き起こすおそ れがあります。
使用環境に関する注意事項
本製品は、 ごみやほこりの無い掃除の行き届いた環境でご使用ください。
ごみやほこりのある環境で使用すると、本製品の故障や思わぬ事故につなが るおそれがあります。
本製品は、使用環境を周囲温度 0 ℃~ 40 ℃、相対 湿度 75 %以下の結露のない状態に維持してご使用 ください。
使用環境が上記の状態でない場合、 本製品が故障するお それがあります。 vi
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- 本製品の近くに振動を発生させる機械や装置を設置しないでください。
振動を発生させる機械や装置を設置すると、本製品が故障するおそれがあります。
運転時の注意事項
運転中は、 本製品や搬送物に触れないでください。
搬送物が当たってけがをするおそれがあります。 また、キャリアローラおよびチェーンに手や指が 巻き込まれてけがをするおそれがあります。
自動運転中の場合には、 搬送が停止していても、 本 製品や搬送物に触れないでください。
センサなどの反応により、 急に運転が再開される場合が あり、キャリアローラに巻き込まれたり、搬送物が当 たってけがをするおそれがあります。
チェーンカバーおよびドライブカバーを取り外した 状態で本製品を運転しないでください。
チェーンカバーやドライブカバーのない状態で運転する と、チェーンに巻込まれたりしてけがをするおそれが あります。 チェーンカバーを紛失したり、破損した場合は当社まで お問合せください。
1mあたりの許容積載質量を超える搬送物は、本製品 に載せないでください。
1mあたりの許容積載質量が各機種別に定められてい ます。これを超える質量の搬送物を載せると、本製 品が故障する恐れがあります。
許容積載質量
運転中に異音や異常な振動が発生した場合は、ただちに運転を停止し てください。
異音や異常な振動が発生した状態で運転を継続すると、本製品の故障、および 思わぬ事故につながるおそれがあります。 速やかに保守・点検事項を実施して異音や異常な振動を取り除いてください。 異常が取り除けない場合は、当社までお問い合わせください。
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- 保守・点検時の注意事項
保守・点検作業は、運転停止後、回転個所等の温 度低下を確認してから行ってください。
運転停止直後はモータ等の回転部分が熱く、 やけどを負 うおそれがあります。
保守・点検作業は、本製品上の搬送物をすべて撤 去してから行ってください。
作業の際、 搬送物が落下し、 けがをするおそれがあります。
保守・点検作業を行う前に、必ず一次側の電源を 遮断してください。
電源を入れた状態で保守・点検作業を始めると、 感電す るおそれがあります。
保守・点検作業によって異常が発見された場合、異常原因が完全に排 除されるまで、本製品を運転しないでください。
異常を放置したまま本製品を使用すると、機器の破損だけでなく、思わぬ事 故につながるおそれがあります。 異常が取り除けない場合は、当社までお問い合わせください。
メンテナンスの最後には、電源を入れ寸動でロー ラの回転方向を確かめてください。
ローラの回転方向が違う場合は、当製品が損傷する恐 れがあります。ローラの回転方向が違う場合は、電気 配線の入れ替え工事を行い、正規の回転方向に直して ください。
保守・点検作業中は、第三者による電源投入を禁 止するため、その旨を明記した看板を目立つ所へ 掲げてください。
第三者によって電源投入が行われると、 作業者が本製品 へ巻き込まれたり、感電するおそれがあります。
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- 警告ラベルについて
警告ラベルは、本製品を使用する際、常に注意を喚起するためのものです。 このため、警告ラベルが読めなくなったり、はがれたりした場合には、当社までお問い合わせ いただき、新しい警告ラベルを入手して後述する「警告ラベルの貼付位置」へ貼り付けてください。 <お問い合わせ先> 株式会社メイキコウ本社 または、最寄の当社営業事業所までご連絡ください。 ※電話番号および住所は、本書裏面に掲載されています。
なお、本製品には次の3種類の警告ラベル(注意ラベル)が貼り付けられています。
警告ラベルの表示内容
図中 番号 ラベル 区分 警告・指示事項 ラベル表示
チェーンカバーを取り外した状態で、 本製品を運転しないでください。
①
警告
ドライブカバーやチェーンカバーが 無い状態で運転すると、チェーンに 巻き込まれてけがをするおそれがあ ります。
本製品のキャリアローラ上には 乗らないでください。
②
注意
キャリアローラ上は足場が不安定 なため、転倒してけがをするおそれ があります。
③
危険
運転中/停止中にかかわらず、 モータ等電気部品の内部は触ら ないでください。
感電するおそれがあります。
①機長3m以内の場合 ①機長3m以上の場合 ②両側貼付 ①機長3m以上の場合
③ 駆動部
スタンド
スイッチ
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- 目 次
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1. 製品概要 ........................................1
1.1 機種の区分・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1 1.2 主要部の概要・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2 1.3 主要部の構造と名称・・・・・・・・・・・・・・・・3
1.3.1 ローラ部..............................................3 1.3.2 フレーム部............................................3 1.3.3 駆動部................................................4
2. 運搬.............................................5
2.1 運搬・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5
2.1.1 クレーンによる運搬....................................5 2.1.2 フォークリフトによる運搬..............................6
3. 設置.............................................7
3.1 設置条件・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7 3.2 コンベヤの接続要領・・・・・・・・・・・・・・・・7
3.2.1 フレームの連結........................................7 3.2.2 オートテンション装置のセット手順......................11
4. 取扱方法.........................................14
4.1 許容搬送質量について・・・・・・・・・・・・・・・15 4.2 運転の開始と終了について・・・・・・・・・・・・・15 4.3 駆動力(接線力)の調整・・・・・・・・・・・・・・16
5. 保守・点検.......................................17
5.1 点検作業・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・18
5.1.1 日常点検..............................................18 5.1.2 定期点検..............................................19 5.1.3 特別点検..............................................19
5.2 保守要領・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・20
5.2.1 チェーンへの給油......................................20 5.2.2 チェーンのテンション調整..............................22 5.2.3 キャリアローラの交換..................................29
6. 故障対応.........................................32 7. 構成部品.........................................32
7.1 ローラ部・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・33 7.2 フレーム部・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・34 7.3 駆動部・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・35
7.3.1 AC-C150の駆動部.......................................35 7.3.2 AC-C150T駆動部........................................36 7.3.3 AC-C500,1000の駆動部..................................37
8. 品質保証について.................................38
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- 1. 製品概要
1. 製品概要
1. 1 機種の区分
4つの機種
本製品には、搬送質量別にAC-C150(150kg),AC-C500(500kg),AC-C1000(100kg)の3タイプに分か れており、さらにAC-C150の低床タイプとしてAC-C150Tが加わり、計4つの機種があります。
AC-C150
搬送方向
■搬送能力:150kg/m (ローラ全面均等負荷) ■ローラ径:57φ
※イラストはR仕様です。
AC-C150T
■搬送能力:150kg/m (ローラ全面均等負荷) ■ローラ径:57φ
搬送方向
※AC-Cの低床タイプです。 機高は100mmです。 ※イラストはR仕様です。
AC-C500
搬送方向
■搬送能力:500kg/m (ローラ全面均等負荷) ■ローラ径:60.5φ
※イラストはR仕様です。
AC-C1000
■搬送能力:1000kg/m (ローラ全面均等負荷)
搬送方向
■ローラ径:76.3φ
※イラストはR仕様です。
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- 1. 製品概要
1. 2 主要部の概要 (全機種共通事項)
基本構成(フレーム関連)
本製品は、スチール製のフレームとキャリア ローラ、チェーン、およびこれらを固定・ 連結するためのスタンドや部品類から構成 されており、この基本構成にモータ等の駆動 関連の構成部品が加えられます。スタンドは 容易にレベル出しが行えるアジャスト機構 付きです。(但し、AC-C150Tにはつきません) 本製品の、全面均等負荷で1m当りの許容搬 送重量は各機種別に設定されており、150kg・ 500kg・1000kgの3種類になります。
駆動関連
樹脂製のフリクションスプロケットとフリクションプレートとの 摩擦抵抗により、ローラに駆動力を伝えます。 アキュムレート時はフリクションスプロケットとフリクションプレート がスリップしてローラの回転が止まる仕組みになっています。 また、バネピンの取り付け位置を移動させることで、L,M,H3種類の 駆動力(接線力)に切り換えることができます。
L
M
H(AC-C500,1000の場合) フリクションプレート H(AC-C150の場合) スプリング
バネピン
フリクションスプロケット
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- 1. 製品概要
1.3 主要部の構造と名称
本製品における主要部の構造と名称は、次のとおりです。
1.3.1 ローラ部(全機種共通)
1 2 3 4 5 1)パイプ 2)シャフト 3) フリクションプレート 4)フリクションスプロケット 5) カラー
1.3.2 フレーム部(全機種共通)
5
6
3
2
7
1)フレーム 2)ステー 3)チェーンカバー 4) チェーンレール 5) 端面カバー 6) ドリブンプーリ 7) ミシンベルトカバー※ ※AC-C150にはつきません。
4
1
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- 1. 製品概要
1.3.3 駆動部
■AC-C150
1)モータ 2)ローラ 3) チェーン 4) タイトナホイール 5) オートテンション装置 4
2 3
1
5
■AC-C150T
1)モータ 2)ローラ 3) チェーン
1
2
3
※AC-C150Tのオートテンション装置 はコンベヤ先端(駆動部の反対側) についています。(本書P.11参照)
■AC-C500,1000
1)モータ 2)ローラ 3) チェーン 4) タイトナホイール 5) オートテンション装置 4
2
1 3
5
4
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- 2. 運搬・設置
2. 運搬
2.1 運搬
本製品は、クレーンで運搬してください。フォー クリフトで運搬しないでください。
本製品をフォークリフトで運搬すると、フレーム下の チェーンカバーを破損します。また、バランスを崩して フォークの爪から落下するおそれがありますので、フォー クリフトで運搬しないでください。 当製品をクレーンから吊り下げている吊具は、亀裂や損 傷及び腐食のない物で、当製品の重量に耐えるものをお 使いください。 ※クレーンがない場合など、どうしてもフォークリフト を使用しなければならない場合は、次頁を参照ください。
2.1.1 クレーンによる運搬
本製品をクレーンで運搬する場合は、必ずコンベヤ フレームを吊ってください。絶対にローラを吊って 運搬しないでください。
絶対にローラを吊って運搬しないでください。 ローラを吊って運搬すると、ローラが外れコンベヤが落下 します。コンベヤが落下することにより、コンベヤが破損 したり、場合によっては人身事故発生のおそれがあります。
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- 2. 運搬・設置
2.1.2 フォークリフトによる運搬 貴社にクレーンがない等、やむを得ずフォークリフトで運搬しなければならない場合は、 下記の注意事項を必ず守って行ってください。
毛布等の緩衝材
右図のように、必ずフォークリフトの爪の上 にフレームを載せ、バランスをとり運搬して ください。 その際、フレームを傷つける恐れがあります ので、フレームとフォークリフトの爪の間には 必ず毛布等の緩衝材を挟み込んでください。
本機をフォークリフトで運搬する場合は必ず、毛布等の緩衝材を使い、 フレームをフォークリフトの爪で受ける形で行ってください。 また、下記の点に注意して運搬してください。
・フォークリフトを急激に上昇させないでください。チェーンレールを傷つける恐れ があります。 ・本製品のスタンドをフォークリフトの爪の上に載せて運ばないでください。
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- 3. 設置
3.3.1. 設置
3.1 設置条件
本製品は、以下の条件を満たす場所に設置してください。 •屋内の雨水等がかからない乾燥した場所 (雰囲気温度0℃~40℃、相対湿度75%以下の範囲で結露がない場所) •できるだけ水平で強固な場所 •本製品は、ごみやほこりの無い掃除の行き届いた環境でご使用ください。 ごみやほこりのある環境で使用すると、本製品の故障や思わぬ事故につながるおそれがあります。 •本製品の近くに振動を発生させる機械や装置を設置しないでください。 振動を発生させる機械や装置を設置すると、本製品が故障するおそれがあります。 •据付場所には、メンテナンスできる場所を確保下さい。 メンテナンスが行き届かないと本製品の耐用期間が短くなる恐れが有ります。 •腐食性のガス*や塵芥を含まない清浄な場所 (防爆構造*ではありませんので、爆発の危険性のある場所では使用できません。)
※ 腐食性のガス:金属・木材・ガラスなどを変質・破壊するガスの総称。塩素系ガスなど。 ※ 防爆構造:モータ等による火花が外部に影響を与えないように設計された構造。または、不慮の事故によ る爆発の際、破片の散乱を最小限に抑えるよう設計された構造。
3.2 コンベヤの接続要領
3.2.1 フレームの連結
機長等の関係でコンベヤを連結した状態での出荷が不可能な場合、お客様側にてコンベヤを連結 していただく必要があります。そのような場合には、下記の手順に従って連結してください。
1
連結するコンベヤどうしを並べます。
2
上下のチェーンを結んでいるインシュロックを 取り外します。
インシュロック
3
チェーンのジョイントリンクのクリップをラジオペンチ等 で取り外し、プレートを取り外します。 チェーンのつなぎ目にあたるリンクがジョイントリンクです。 クリップが目印となります。
プレート
クリップ
7
クリップ
ジョイントリンク
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- 3. 設置
4
ジョイントリンクのピンプレートをチェーンから抜き、チェーンを切り離します。 ピンプレートを抜くとチェーンが切り離されます。取り外したジョイントリンクは 次項 “5”の作業で再び使用するので無くさないようにしてください。
ピンプレート
ジョイントリンク
※1~4の作業を連結する両方のコンベヤに行います。
5
コンベヤ間のチェーンどうしをつなぎます。 前項 “4”の作業で取り外したジョイントリンクで互いの相手側のチェーンに 連結させてください。
ピンプレート
クリップの取付け方向に注意!!
チェーンの進行方向
プレート
クリップ
ジョイントリンク
必ずチェーンの進行方向にクリップの丸い部分が向くよう取り付けて ください。逆に取り付けるとコンベヤ運転中にクリップがはじけ飛び、 駆動部を破損する恐れがあります。
丸い部分
チェーンの進行方向
8
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- 3. 設置
6
フレームどうしを密着させ、連結板で固定します。
※AC-C1000のみ
連結板
※このとき、コンベヤ間のチェーンが余るので、引き出します。この作業の方法は 機種によって異なります。それぞれ下記の要領に従って引き出してください。
① AC-C150,500,1000の場合
下図のように駆動部から引き出します。
■AC-C150の駆動部
■AC-C500,1000の駆動部
② AC-C150Tの場合
チェーンカバーを外し、ローラを抜き、チェーンを引き出します。
チェーンを引き出す際に必要なスペースを確保するために、 駆動部側の端から3番目あたりのローラを1~2本抜きます。
※余ったチェーンをここ から引き出します。
9
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- 3. 設置
7 余ったチェーンを切り離します。
不要なチェーンにはあらかじめ塗装がしてありますので,塗装された チェーンが出てくるまで引き出してください。塗装されたチェーンと 塗装されていないチェーンとの境目はジョイントリンクで結合されて いるので、ここから切り離してください。
■AC-C150の場合
■AC-C500,1000の場合
ジョイントリンク
ジョイントリンク
塗装された部分
塗装された部分
■AC-C150Tの場合
ジョイントリンク
塗装された部分
8
チェーンをつなぎます。
※不要なチェーンを切り離した後、8頁“5”と同じ要領で両端を連結 してください。その際、ジョイントリンクが1個余分となるので そちらは予備として保管してください。
ジョイントリンク 余ったジョイントリンク
※イラストはAC-C500,1000の場合です。
10
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- ページ: 11
- 3. 設置
3.2.2 オートテンション装置のセット手順
お客様側でコンベヤを連結する場合、連 結後、使用前には必ず、オートテンション 装置をセットしてください。
オートテンション装置をセットしないとチェーン が伸びたときにチェーンテンションが緩いままになり、 コンベヤの運転に支障をきたします。
※コンベヤが単体の場合または連結された状態での出荷の場合、オート テンション装置は弊社工場にてあらかじめセットされております。
チェーンを連結した後は必ず、「オートテンション装置」が機能するようにセット してください。これをセットすることで、チェーンが伸びたときも自動的にチェーン のテンションが張った状態に保たれます。 ※正逆運転の場合はオートテンション装置は付きません。 ・オートテンション装置の位置および形状は機種によって異なります。 各機種のオートテンション装置の位置および形状は下図のとおりです。
■AC-C150
■AC-C150T
※セット要領は本書12頁を参照ください。
※セット要領は本書13頁を参照ください。
■AC-C500
■AC-C1000
※形状およびセット要領はAC-C500と同じです。
※セット要領は本書13頁を参照ください。
11
※イラストは全てR仕様です。
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- 3. 設置
出荷時は、テンション調整ボルトがしまった状態になっており、スプリングが収縮しています。 この「テンション調整ボルト」をゆるめ、スプリングを開放させることによりオートテンション 装置 をセットします。
<セット前>
■AC-C150用
テンション調整ボルト
<セット後>
テンション調整ボルト
収縮
開放
■AC-C500,1000用
収縮 テンション調整ボルト テンション調整ボルト
開放
■AC-C150T用
収縮 開放
テンション調整ボルト
テンション調整ボルト
■AC-C150用のオートテンション装置のセット手順
1
ロックナットをゆるめます。
2 テンション調整ボルトをゆるめます。
長穴
ロックナット
ボルト先端が長穴のところ にくるまでゆるめます。
テンション調整ボルト
3 テンション調整ナットをロックナットで固定して完了です。
ロックナット
※イラストは全てR仕様です。
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- 3. 設置
■AC-C500,1000用のオートテンション装置のセット手順
1 ロックナットをゆるめます。。
2 テンション調整ボルトをゆるめます。
長穴
ロックナット
ボルト先端が長穴のところ にくるまでゆるめます。
テンション調整ボルト
3 ロックナットをしめ、テンション調整ボルトが抜けないよう固定して完了です。
ロックナット
■AC-C150T用のオートテンション装置のセット手順
1 ロックナットをゆるめ、テンション調整
ボルトの先端まで移動させます。
2 テンション調整ボルトをゆるめます。
40mm
ボルト先端へ
テンション調整ボルト
ロックナット テンション調整ボルト
ロックナット
3 ロックナットをしめ、テンション調整ボルトが抜けないよう固定して完了です。
ロックナット
13
※イラストは全てR仕様です。
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- 4. 取扱方法
4. 取扱方法
運転中は、絶対にキャリアローラおよびチェーン を触らないでください。
高速で回転するキャリアローラやチェーンに触れる と、手や指が巻き込まれてけがをするおそれがあり ます。場合によっては、重大な人身事故発生のおそ れがあります。
運転中/停止中にかかわらず、作業者の方がコン ベヤの下を通りぬける等、身体または身体の一部 を絶対にコンベヤの下の全てのスペースに入れな いでください。 また、コンベヤの下に物などを置かないようにし てください。
作業者がコンベヤの下に入ると、衣服や髪の毛、身体の 一部が駆動部、チェーン等に巻き込まれ、けがをするお それがあります。場合によっては重大な人身事故発生の おそれがあります。コンベヤを横断しなければならない 場合は、貴社にてブリッジを設置する等、作業者の方が 安全にコンベヤを横断できようにしてください。
本製品をぬれた手で触らないでください。
ぬれた手で触ると感電するおそれがあります。 感電防止のためのアース工事については、 当社までご相 談ください。
• 本製品のキャリアローラ上には乗らないでください。 キャリアローラ上は足場が不安定なため、転倒してけがをするおそれ があります。 • 自動運転中の場合には、搬送が停止していても、本製品や搬送物に
触れないでください。
センサなどの反応により、急に運転が再開される場合があり、キャリアロ ーラに巻き込まれたり、搬送物が当たってけがをするおそれがあります。
• 本製品に水・油・切粉などを掛けないでください。 水・油・切粉などがかかると、本製品の故障や思わぬ事故につながるおそれ があります。 • 運転中に異音や異常な振動が発生した場合は、ただちに運転を停止
してください。
異音や異常な振動が発生した状態で運転を継続すると、本製品の故障、およ び思わぬ事故につながるおそれがあります。速やかに保守・点検事項を実施 して異音や異常な振動を取り除いてください。異常が取り除けない場合は、 当社までお問い合わせください。
14
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- ページ: 15
- 4. 取扱方法 • チェーンカバーを取り外した状態で、本製品を運転しないでくださ
い。
ドライブカバーやチェーンカバーが無い状態で運転すると、チェーンに巻 き込まれたりしてけがをするおそれがあります。ドライブカバーやチェー ンカバーを紛失したり、破損した場合は、当社までお問い合わせくださ い。 • 製品本体に貼られた警告ラベルをはがしたり、汚さないでくださ
い。
警告ラベルが、いつも明確に読み取れない場合、注意喚起力が低下し、思わ ぬ事故につながるおそれがあります。 • ブレーキ付モータの場合(オプション)は、下記点にご注意願いま
す。
搬送物をのせて運転する前に電源の入り切りをして、ブレーキ動作を確認 してください。 手動開放装置が作動している状態で運転すると、搬送物が想定時間内に停 止することができず、機器や他の搬送物と衝突する恐れがあります。 手動開放装置を遮断してから運転してください。
4.1 許容搬送質量について
1m当たりの許容積載質量を超える搬送物は、 本製品に載せないでください。
1m当りの許容積載質量が各機種別に定められています。 許容積載質量 これを超える質量の搬送物を載せると本製品が故障す る恐れがあります。 ・各許容搬送質量は目安です。搬送物の底面の材質に より、許容最大質量の搬送物の搬送ができない場合が あります。搬送物の底面の材質が鉄や樹脂,木などかたい 場合は特にご注意願います。 また、コンベヤラインの配置およびモータ容量の選定に よっても許容搬送質量が変わります。 ・上記事項の他に、駆動力(接線力)調整(H・M・L)に よっても許容搬送質量が変化しますので、ご注意ください。
■許容積載質量(kg/m)
駆動力 機種
AC-C150,150T
L M H
AC-C500 AC-C1000
AC-C150,150T
AC-C500 AC-C1000
AC-C150,150T
AC-C500 AC-C1000
※ローラ全面均等負荷の場合 ダンボールケース プラスチックケース スチールケース P75 P100 P150 P200 P75 P100 P150 P200 P75 P100 P150 P200 75 50 35 25 100 75 45 35 150 150 90 75 240 180 120 90 320 240 160 120 500 480 340 240 750 450 370 1000 600 500 150 100 70 50 150 150 90 75 150 150 90 75 480 360 240 180 500 480 320 240 500 500 350 250 1000 600 500 1000 600 500 150 150 90 75 150 150 90 75 150 150 90 75 500 500 350 250 500 500 350 250 500 500 350 250 1000 600 500 1000 600 500
4.2 運転の開始と終了について
本製品の運転開始と終了は、通常一次側電源の ON /OFFによって行います。 設備により、二次側電源によって運転の制御を行う場合があります。 詳しくは施工に関するお客様の設備担当者にご確認ください。 15
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- ページ: 16
- 4. 取扱方法
H(AC-C500,1000の場合) L M H(AC-C150の場合)
フリクションプレート スプリング
4.3 駆動力(接線力)の調整
AC-Cは、樹脂製のフリクションスプロケットとフリクションプレート との摩擦抵抗によってローラに動力を伝えます。 ローラの駆動力(接線力)は、この摩擦面に作用するスプリング の押付力の大きさによって変化しますので、バネピンの取付位 置を変えることにより、L・M・H 3種類のローラ駆動力(接線力) を設定することができます。なお、出荷時は特に指定のない限り Mに設定してあります。
バネピン
フリクションスプロケット
フリクションスプロケット
1
チェーンのないフレームの側からシャフトを矢印の 方向に押さえながら、バネピンを抜きます。
押す
バネピン
バネピン
2 そのまま抜いたバネピンを、L
L
M
または M もしくは H の穴に差し替えます。
H(AC-C500,1000の場合) H(AC-C150の場合)
シャフト先端
16
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- ページ: 18
- 5. 保守・点検
5.1 点検作業
本項では、通常運転の際に注意していただきたい事項を「日常点検」として記載しています。 また、毎週/毎月行っていただきたい事項は、 「定期点検」とし、標準仕様以外の機種に関する事 項については、 「特別点検」として記載しています。 必要に応じてそれぞれの点検項目を実施してください。
5.1.1 日常点検
本製品における日常点検とは、通常運転の際に注意していただきたい聴音および目視による点検の ことです。点検個所と点検内容は以下のとおりです。
③
②
①
図中 No. ① ② ③
点検個所名 キャリアローラ モータ チェーン • 回転状態
点検項目 • 異常音、振動の有無 • 磨耗、損傷、異物付着の有無 • 異常音、振動の有無 • 異常音の有無 • 給油状態 • 形状変化の有無 • 異常音、振動の有無
点検要領 聴音・目視 目視 目視 聴音・目視 聴音・目視 聴音・目視
-
外観全体
18
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- ページ: 19
- 5. 保守・点検
5.1.2 定期点検
本製品における定期点検とは、毎週/毎月行っていただく点検のことです。 本作業は、お客様の安全管理責任者が任命された方、もしくはお客様の社内規定に基づいて任命さ れたコンベヤ取扱担当者、保守担当者が行ってください。 その他の作業者による定期点検作業は行わないでください。 点検個所と点検内容は以下のとおりです。
図中 No.
点検個所名
点検項目 • ローラシャフトの変形、湾曲
点検要領 目視・ 手で触れる 目視・ 手で触れる 目視・ 手で触れる 目視・ 手で触れる 手で触れる・ 温度計を使用 目視・手で 触れる・ス パナを使用 目視・ 手で触れる 目視 目視・聴音 スパナ 目視・聴音
点検時期 毎週 毎週 毎週 毎週 毎週 毎月 毎週 ※ 毎月 ※ 毎月
①
キャリアローラ
• キャリアローラへの異物付着の有 無 • キャリアローラ表面の摩耗や損傷 の有無 油もれの有無 発熱(表面温度60℃以上)
②
モータ
取付ボルトの緩み • チェーンの緩み ③ チェーン
(5.2.2 チェーンのテンション調整 参照)
• 給油の油膜切れ
(5.2.1 チェーンへの給油 参照)
-
コンベヤフレーム
• 変形・湾曲の有無 • 取付ボルトの緩みの有無 • 形状変化の有無 • 異常音の有無
毎月
-
外観全体
毎月
※ 運転開始後 3 か月間は毎週、以降は毎月、定期点検を行ってください。
5.1.3 特別点検
本点検は、駆動モータに「ブレーキ付きモータ」を採用している場合に行う点検です。 点検内容は以下のとおりです。
図中 No. 点検個所名 点検項目 • ブレーキ動作の確認 (電源の入/切を行いブレーキ動 作を確認します。電源:入の状態 でブレーキ解除となります。 ) 点検要領 点検時期 6 か月毎
-
ブレーキ付きモータ
聴音・目視
19
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- ページ: 20
- 5. 保守・点検
5.2 保守要領
• 保守・点検作業を行う前に、必ず一次側の電源を遮断してください。 電源を入れた状態で保守・点検作業を始めると、感電するおそれがあります。 • 保守・点検作業は、運転停止後、回転個所等の温度低下を確認してか
ら行ってください。
運転停止直後はモータ等の回転部分が熱く、やけどを負うおそれがあります。
保守・点検作業中は、第三者による電源投入を禁止するため、その旨 を明記した看板を目立つ所へ掲げてください。
第三者によって電源投入が行われると、作業者が本製品へ巻き込まれたり、感 電するおそれがあります。
5.2.1 チェーンへの給油
チェーンへの給油時は必ずコンベヤを停止 し、電源を切ってください。
コンベヤを運転しながら給油を行うとチェーンに巻き 込まれ、怪我をするおそれがあります。 場合によっては重大な人身事故発生のおそれがあります。
1 2
コンベヤの運転を停止し、電源を切ります。 チェーンカバーを取り外します。
チェーンカバー
3
ハケやオイルフィラーを使用し、チェーンに給油します。
図中 No. -
給油個所名
使用油 SAE20(VG68)相当の潤滑油
給油方法 • はけ塗り • オイルフィラーの使用
チェーン
20
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- ページ: 21
- 5. 保守・点検
フリクションスプロケットとローラの接触 部付近には絶対に油分が付着しないように してください。
内部まで油分が流れ込みフリクションプレート に付着すると駆動力が低下します。
<分解図>
接触面
フリクションプレート フリクションスプロケット
※内部まで油分が流れ込みフリクションプレートと フリクションスプロケットとの接触面に付着すると 駆動力が低下します。
4
チェーンカバーを取り付けて完了です。
21
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- ページ: 22
- 5. 保守・点検
5.2.2 チェーンのテンション調整
設置後、稼動開始から3ヶ月間はチェーンの伸びが最も大きく発生しますので、チェーンの伸びチェックを 毎週行ってください。チェーンの伸び具合はオートテンション装置のテンションブラケットの位置で確認する ことができます。チェーンが伸びきってしまうとオートテンション装置が機能しなくなり、 チェーンテンションが緩んでしまい、トラブルの原因となります。そのような場合は以下の要領でチェーン の長さを短くすることにより、チェーンテンションを調整してください。
※正逆運転仕様の場合はオートテンション装置がつきません。
本作業は、お客様の安全管理責任者が任命された方、もしくは お客様の社内規定に基づいて任命されたコンベヤ取扱担当者、 保守担当者が行って下さい。
その他の作業者が行うと重大なけがを負うおそれがあります。
任 命
・チェーンの伸び具合の確認の仕方は機種によって異なります。下図中に示す部分の寸法以下になった らテンション調整を行ってください。 ■AC-C150の場合
33mm
■AC-C500,1000の場合
25mm
テンションベースの折り曲げ部分
■AC-C150Tの場合
65mm
22
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- ページ: 23
- 5. 保守・点検
■AC-C150のチェーンテンション調整方法
本作業は、お客様の安全管理責任者が任命された方、もしくは お客様の社内規定に基づいて任命されたコンベヤ取扱担当者、 保守担当者が行って下さい。
その他の作業者が行うと重大なけがを負うおそれがあります。
任 命
1
駆動部裏側に取り付けられているドライブカバーを外し、コンベヤを運転して、 チェーンのジョイントリンクが駆動部まできたところで停止させます。
クリップ
ジョイントリンク
(クリップが目印)
コンベヤ運転中は、絶対にチェーンおよびスプロケットを 触らないでください。
ジョイントリンクが駆動部に到達するのを目視にて確認するために、 ドライブカバーを外した状態でコンベヤを運転させます。 従って、駆動部は大変危険な状態になっています。 チェーンやスプロケットに触れますと手や指が巻き込まれて けがをするおそれがあります。場合によっては、重大な人身 事故発生のおそれがあります。 運転中は絶対に駆動部に触れないよう細心の注意を払ってください。
コンベヤ運転停止後は、必ず一次側の電源を遮断してください。
電源を入れた状態でチェーンの切り離しまたは連結作業を始めると、セ ンサ等が作動し急にコンベヤが動き出したり、感電する恐れがあり危険 です。場合によっては、重大な人身事故発生のおそれがあります。
23
- ▲TOP

- ページ: 24
- 5. 保守・点検
2
オートテンション装置のロックナットをゆるめ、テンション調整ボルトを回し、ボルト先端が テンションベースの折り曲げ部分につくところまでもっていきます。
テンションベースの折り曲げ部分 ロックナット
テンション調整ボルト
テンションベースの折り曲げ部分 ボルト先端
3
テンション調整ボルトをしめることにより、テンションブラケットを矢印の方向に移動させます。 そのままテンションブラケットが止まるまでしめ続けます。
テンションブラケット
テンションベースの折り曲げ部分
テンション調整ボルト
4
ジョイントリンクを取り外し、数リンク外した後、再び連結してください。
※ジョイントリンクの取り外し、連結は本書7~9頁「3.2.1フレームの連結」を参照ください。 ジョイントリンクでないリンクの切り離しはチェーン切り等で行ってください。
再び連結
数リンク外す
5
本頁“3”の作業でしめた、テンション調整ボルトをゆるめ、オートテンション装置がセット された状態にし、テンション調整ボルトをロックナットで固定して完了です。
※オートテンション装置のセット方法に関しては、本書12頁“AC-C150用のオートテンション装置 のセット手順”を参照ください。
<セットの完了した状態>
テンション調整ボルト
ロックナット
24
- ▲TOP

- ページ: 25
- 5. 保守・点検
■AC-C500,1000のチェーンテンション調整方法
本作業は、お客様の安全管理責任者が任命された方、もしくは お客様の社内規定に基づいて任命されたコンベヤ取扱担当者、 保守担当者が行って下さい。
その他の作業者が行うと重大なけがを負うおそれがあります。
任 命
1
駆動部裏側に取り付けられているドライブカバーを外し、コンベヤを運転して、 チェーンのジョイントリンクが駆動部まできたところで停止させます。
クリップ
ジョイントリンク
(クリップが目印)
コンベヤ運転中は、絶対にチェーンおよびスプロケットを 触らないでください。
ジョイントリンクが駆動部に到達するのを目視にて確認するために、 ドライブカバーを外した状態でコンベヤを運転させます。 従って、駆動部は大変危険な状態になっています。 チェーンやスプロケットに触れますと手や指が巻き込まれて けがをするおそれがあります。場合によっては、重大な人身 事故発生のおそれがあります。 運転中は絶対に駆動部に触れないよう細心の注意を払ってください。
コンベヤ運転停止後は、必ず一次側の電源を遮断してください。
電源を入れた状態でチェーンの切り離しまたは連結作業を始めると、セ ンサ等が作動し急にコンベヤが動き出したり、感電する恐れがあり危険 です。場合によっては、重大な人身事故発生のおそれがあります。
25
- ▲TOP

- ページ: 26
- 5. 保守・点検
2
オートテンション装置のロックナットをゆるめ、テンション調整ボルトを回し、ボルト先端が テンションベースのブラケットにつくところまでもっていきます。
ロックナット
ボルト先端
テンション調整ボルト
ブラケット
3
テンション調整ボルトをしめることによりテンションブラケットを矢印の方向に移動させます。 そのままテンションブラケットが止まるまでしめ続けます。
テンションブラケット
テンション調整ボルト
4
ジョイントリンクを取り外し、数リンク外した後、再び連結してください。
※ジョイントリンクの取り外し、連結は本書7~9頁「3.2.1フレームの連結」を参照ください。 ジョイントリンクでないリンクの切り離しはチェーン切り等で行ってください。
再び連結
数リンク外す
5
本頁“3”の作業でしめた、テンション調整ボルトをゆるめ、オートテンション装置がセット された状態にし、テンション調整ボルトをロックナットで固定して完了です。
※オートテンション装置のセット方法に関しては、本書13頁“AC-C500,1000用のオートテンション 装置のセット手順”を参照ください。
<セットの完了した状態>
テンション調整ボルト
ロックナット
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- ページ: 27
- 5. 保守・点検
■AC-C150Tのチェーンテンション調整方法
本作業は、お客様の安全管理責任者が任命された方、もしくは お客様の社内規定に基づいて任命されたコンベヤ取扱担当者、 保守担当者が行って下さい。
その他の作業者が行うと重大なけがを負うおそれがあります。
任 命
1
チェーンカバーを外し、ローラを抜き、コンベヤを運転して、チェーン のジョイントリンクがローラを抜いた部分まできたところで停止させます。
チェーンの切り離し・連結作業に必要なスペースを確保するために、 駆動部側の端から3番目あたりのローラを1~2本抜きます。
クリップ
ジョイントリンク
(クリップが目印)
コンベヤ運転中は、絶対にチェーンおよびスプロケットを 触らないでください。
ジョイントリンクがローラを抜いた部分に到達するのを目視 にて確認するために、ドライブカバーを外した状態でコンベヤ を運転させます。従って、駆動部は大変危険な状態になっています。 チェーンやスプロケットに触れますと手や指が巻き込まれて けがをするおそれがあります。場合によっては、重大な人身 事故発生のおそれがあります。 運転中は絶対に駆動部に触れないよう細心の注意を払ってください。
コンベヤ運転停止後は、必ず一次側の電源を遮断してください。
電源を入れた状態でチェーンの切り離しまたは連結作業を始めると、セ ンサ等が作動し急にコンベヤが動き出したり、感電する恐れがあり危険 です。場合によっては、重大な人身事故発生のおそれがあります。
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- ページ: 28
- 5 . 保守・点検
2
オートテンション装置のロックナットをゆるめます。
ロックナット
3
テンション調整ボルトをしめることによりテンションブラケットを矢印の方向に移動させます。 そのままテンションブラケットが止まるまでしめ続けます。
テンションブラケット
テンション調整ボルト
ロックナット
4
ジョイントリンクを取り外し、数リンク外した後、再び連結してください。
※ジョイントリンクの取り外し、連結は本書7~9頁「3.2.1フレームの連結」を参照ください。 ジョイントリンクでないリンクの切り離しはチェーン切り等で行ってください。
数リンク外す
再び連結
5
本頁“3”の作業でしめた、テンション調整ボルトをゆるめ、オートテンション装置がセット された状態にし、テンション調整ボルトをロックナットで固定して完了です。
※オートテンション装置のセット方法に関しては、本書13頁“AC-C150T用のオートテンション 装置のセット手順”を参照ください。
<セットの完了した状態>
テンション調整ボルト
ロックナット
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- ページ: 29
- 5. 保守・点検
5.2.3 キャリアローラの交換
キャリアローラの交換作業を行う前に、必ず一次側 の電源を遮断してください。
電源を入れた状態でキャリアローラの交換作業を始める と、センサ等が作動し急にコンベヤが動き出したり、感 電する恐れがあり危険です。場合によっては、重大な人 身事故発生のおそれがあります。
1
チェーンカバーを取り外します。
チェーンカバー
2
スプロケットのない側のシャフト先端を矢印の方向に押さえながら、バネピンを抜きます。
スプロケット
押す
バネピン
バネピン
29
- ▲TOP

- ページ: 30
- 5. 保守・点検
3
ローラを抜きます。
カラー
※シャフトが引っ込んだ瞬間カラーが落ちるので注意してください。。
押さえていた手を放すと シャフトが引っ込みます。
ローラを傾けてそのまま抜きます。
4
新しいローラを用意し、スプロケットのない側のシャフト先端を フレームのシャフト穴に差し込みます。
新しいローラ
5
スプロケット側のシャフト先端をシャフト穴に差し込みます。
スプロケット
30
- ▲TOP

- ページ: 31
- 5. 保守・点検
6
スプロケットのない側のシャフト先端を矢印の方向に押さえながら、スプ ロケット側のシャフト先端にあるピン穴にバネピンを差し込みます。
押す
ピン穴
スプロケット
バネピン
H(AC-C500,1000の場合) L
M
H(AC-C150の場合)
シャフト先端 ※ 駆動力別に L,M,H 3種類のピン穴があります ので任意のピン穴に差し込んでください。 (本書16頁“駆動力の調整”参照)
31
- ▲TOP

- ページ: 32
- 6. 故障対応
6. 故障対応
故障と思われる現象が発生した場合は、直ちに本製品の使用を中止してください。 故障と思われる場合の想定される原因および対策を下表に示します。 故障対応の際の参考としてください。
・運転中に異音や異常な振動が発生した場合は、ただちに運転を停止 してください。 異音や異常な振動が発生した状態で運転を継続すると、本製品の故 障および思わぬ事故につながる恐れがあります。 速やかに保守・点検事項を実施して異音や異常な振動を取り除いて ください。異常が取り除けない場合は弊社までお問い合わせください。 ・保守・点検作業によって異常が発見された場合、異常原因が完全に排除 されるまで本製品を運転しないでください。 異常を放置したまま本製品を使用すると、機器の破損だけでなく、思わ ぬ事故につながるおそれがあります。 異常が取り除けない場合は弊社までお問い合わせください。
〈お問い合わせ先〉 株式会社メイキコウ本社 または、最寄の弊社営業事業所までご連絡ください。 ※電話番号および住所は、本取扱説明書裏面に掲載されています。 下表で●印の付いた対策は、お客さま自身で絶対に行わないでください。 対策の実施については、弊社までお問い合わせください。 なお、△印の付いた対策は、お客様の安全管理責任者が任命された方、もしくはお客様の社内規定 に基づいて任命されたコンベヤ取扱担当者、保守担当者が行ってください。 その他の作業者は行わないでください。
現象 原因 電源が入っていない ヒューズが切れている サーマルリレーが作動している キャリアローラが 回らない 配線に異常がある チェ-ンが切れている モータが故障している
フリクションプレートへの油分付着
対策 ○電源を入れる ●ヒューズを交換する ●過負荷の原因を取り除いてサーマルを復帰させる ●配線を点検し、異常を排除する ●チェーンを交換する ●モータを交換する
●フリクションプレートおよびスプロケットを洗浄もしくは交換する
ブレーキが作動しない モータが故障している
※ブレーキ付モータ の場合
●モータを交換する ●ブレーキギャップを調節する ○搬送物を各機種ごとに定められた許容積載質量の ものにする ●モータを交換する △キャリアローラを交換する △キャリアローラを交換する △キャリアローラを交換する △ローラシャフトを交換する △両側のスタンド高さが均等になるよう、スタンドの ジャッキボルトを調整し、ローラ面のレベルを出す ●コンベヤフレームを交換する ●ガイドを交換、又は修理する
(5.2.2 キャリアローラの交換 参照) (5.2.2 キャリアローラの交換 参照) (5.2.2 キャリアローラの交換 参照) (5.2.2 キャリアローラの交換 および 4.3 駆動力の調整 参照)
ブレーキギャップが広い 搬送物が重過ぎる モータが故障している キャリアローラが磨耗している キャリアローラが変形している キャリアローラが損傷している ローラシャフトが変形している ローラ面のレベルが出ていない コンベヤフレームが変形している ガイドが変形している
モータの異常 ・発熱 ・振動 ・異常音 搬送状態の異常 ・蛇行 ・落下 ・ガイド干渉
32
- ▲TOP

- ページ: 33
- 7. 構成部品
7. 構成部品
7.1 ローラ部
イラスト番号 部品名 AC-C150,150T用 備考 スチール製・φ57×t1.4 スチール製・φ60.5×t2.3 スチール製・φ76.3×t3.8
① ② ③ ④ ⑤ ⑥
パイプ
フリクションプレート
AC-C500用 AC-C1000用
樹脂製
AC-C150,150T用 樹脂製・No.40×N10 樹脂製・No.50×N8 樹脂製・No.60×N9
フリクションスプロケット
AC-C500用 AC-C1000用
カラー シャフト
AC-C500用 AC-C1000用
樹脂製 スプロケット側に一個
AC-C150,150T用 スチール製・φ12・丸棒 〃 スチール製・φ17・丸棒
バネピン
スチール製・シャフト1本につき1個
①
⑥
⑤
② ③ ④
33
- ▲TOP

- ページ: 34
- 7. 構成部品
7.2 フレーム部
イラスト番号 部品名 AC-C150,150T用 備考 スチール製・[90×30×2.3 スチール製・[90×30×3.2 スチール製・[120×40×2.3
① ② ③ ④ ⑤ ⑥ ⑦
コンベヤフレーム
チェーンカバー
AC-C500用 AC-C1000用
スチール製・チェーン側のみ取付
AC-C150,150T用 スチール製・φ15 スチール製・φ17 〃
フレームステー チェーンレール 端面カバー ドリブンホイール ※ミシンベルトカバー
AC-C500用 AC-C1000用
スチール製・チェーン側フレーム内側に取付
スチール製・コンベヤ先端に取付
スチール製・コンベヤ最後尾に取付 スチール製・コンベヤ先端に取付
※AC-C150にはつきません。
⑤
⑥
②
③
⑦
④
①
34
- ▲TOP

- ページ: 35
- 7. 構成部品
7.3 駆動部
7.3.1 AC-C150の駆動部
イラスト番号 部品名 備考 型式等に関しては製品添付の取扱説明書を参照ください。 No.40のものを使用。 スチール製 ドライブ側、リターン側にそれぞれ取付。 スチール製 オートテンション装置を固定。 今尾製 SIS417を使用。 ドライブチェーンの調整器具。本書11~13頁参照。
① ② ③ ④ ⑤ ⑥
モータ ドライブチェーン タイトナホイール テンションベース テンションスプロケット オートテンション装置
2 5 3
6
4 1
35
- ▲TOP

- ページ: 36
- 7. 構成部品
7.3.2 AC-C150Tの駆動部
イラスト番号 部品名 備考 型式等に関しては製品添付の取扱説明書を参照ください。 No.40のものを使用。
スチール製 モータの動力をドライブチェーンに伝達。 スチール製 モータとドライブシャフトスプロケットをカバー。 スチール製 モータを固定。
① ② ③ ④ ⑤ ⑥
モータ ドライブチェーン ドライブシャフト モータカバー モータベース オートテンション装置
ドライブチェーンの調整器具。本書11~13頁参照。
4
2
1
3
5
(コンベヤ最後尾)
6
36
- ▲TOP

- ページ: 37
- 7. 構成部品
7.3.3 AC-C500,1000の駆動部
イラスト番号 部品名 備考 型式等に関しては製品添付の取扱説明書を参照ください。
① ② ③ ④ ⑤ ⑥
モータ ドライブチェーン タイトナホイール テンションベース テンションスプロケット オートテンション装置
500用 1000用
No.50のものを使用。 No.60のものを使用。
スチール製 ドライブ側、リターン側にそれぞれ取付。 スチール製 オートテンション装置を固定。
500用 1000用
今尾製 SIS516を使用。 今尾製 SIS614を使用。
ドライブチェーンの調整器具。本書11~13頁参照。
1
2 5
3
4
6
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- 8. 品質保証について
8. 品質保証について
お買い上げいただいたコンベヤを安心してお使いいただくため、以下のとおり品質を保証いたします。 但し、当該製品に起因する周辺機器や装置類の損害に対してはその責を負いません。
保 証 書
お買い上げ頂きました弊社製造のコンベヤについて下記の保証を致します。
1. 保 証 期 間 2. 保 証 内 容
通常の取扱いにおいて、万一保証期間内に故障が生じ、弊社がその欠陥を 認めた場合、無償で修理いたします。 但し、日本国内においてのみ適用されます。 保証期間はコンベヤを納入した日 (保証書の発行日) から1ヶ年とします。
3. 適 用 除 外
(1)誤った使用により生じた故障。 (2)お客様での改造や、ご使用になられる方の責に帰する故障と認められる場合。 (3)火災や天災などが原因となる故障。 (4)事故によって生じたものと認められる故障。 (5)本保証書の提示がない場合。 (6)本保証書に納入日の記入がない場合。 (7)本保証書が改ざんあるいは偽造されたものと認めれた場合。 保証期間内でも、上記 7項のいずれかに該当する場合は、修理に関る全ての費用を 申し受けます。
名 称 製造番号 納 入 日 保証期間 年 月 日 納入日 (上記期日) より1年間 お客様名
〒470-1111 愛知県豊明市大久伝町東180
電話(0 5 6 2)9 2 - 7 1 1 1 (代表)
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