カムダイバータ CDV 版7

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- 4. 保守・点検
4. 保守・点検
保守・点検作業を行う場合には、はじめに以下の事項を実施し、安全を確認後、作業を開始して ください。 • 機械に巻き込まれにくい服装を着用し、頭部の保護具および安全靴を使用してください。 • 作動油によるスリップや、つまづきによる転倒を防止するため、作業区域周辺の清掃や 整理整頓をしてください。 • 保守・点検中であることを明示した看板等を目立つ所に掛けてください。 • テーブルを最低高さまで下降させてください。テーブルを最低高さまで下降できない場合は、 上部フレームをチェーンブロック又はクレーン等で落下しない様固定してください。 • テーブル上の積載物は、すべて撤去してください。 • 必要時以外は、カム ダイバータの電源を切ってください。
4.1 点検
カム ダイバータを長く、安全にお使いいただくために、日常点検および定期点検を行ってください。
• 異常が発見されたら直ちに運転を中止してください。
異常が発見されたら直ちに運転を中止し、本書15頁の『故障対応』を 参照し、状況に応じて弊社までお問い合わせください。
異常が完全に排除されるまでは、カム ダイバータを使用しない • でください。
異常を放置したままカム ダイバータを使用すると、機器の破損だけで なく、思わぬ事故につながるおそれがあります。 問い合わせ先 株式会社メイキコウ 最寄りの弊社営業事業所までご連絡ください。 (電話番号および住所は本書裏面に掲載されています。)
4.1.1 日常点検(目視による点検)
日常点検項目は以下のとおりです。 • カム ダイバータの外観上に異常はないか。 • カム ダイバータの内部に異物が入っていないか。 特に上部フレームのホイール走行面上に障害物 となるものはないか。 • 各ケーブルに損傷はないか。 • テーブルの上昇・下降は、良好か。 • カム ダイバータの構成機器に、異常音はないか。 • ブレーキの開放・動作に異常はないか。
4.1.2 定期点検
定期点検項目は、テーブルの取り付けボルトをはずし、テーブルをはずして点検してください。 上昇下降動作50,000回ごと、または6ヶ月ごとのいずれか早い方で、日常点検より詳細にチェック してください。 • ボルト、ナットにゆるみはないか。 • 端子台および接続部に、ゆるみはないか。 • ギヤードモータ・ブレーキのギャップ点検・調整 (調整方法については、添付の減速機取扱説明書を参照ください。)
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